マラン（2014年生、母ラテンファンク）

マラン（2014年2月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「面白おかしい（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のカジノドライヴ（当時9歳）と交配したラテンファンクが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方12戦0勝2着6回。主な勝ち鞍は2019年の一般C2 C3(ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ミルファームによって270万円で落札された。

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

11月12日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

3歳（2017年）

8月13日、約9か月の休養明けで迎えた2戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

9月17日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

10月22日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、グッドパートナーコーシンカップ（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2七（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、ウインアルディーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた6戦目は、年末御礼!第1回よしだゆうじ杯（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2七（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、エーティーライデンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2018年）

1月16日、中5週で迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3八九（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた9戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

2月27日、中2週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた10戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、一般C3九十十一（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3六七（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったフジノノーベルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月13日、中3週で迎えた12戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた13戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三イ（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったパトリシアロンドに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月28日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C3（浦和ダート800m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、コウエイダイチに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中3週で迎えた15戦目は、一般C3（浦和ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったゲオグラフィアに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月22日、中3週で迎えた16戦目は、一般C3二三四（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で瀧川寿希也騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

12月25日、中4週で迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、嵐山千年の苑ラベンダー賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

5歳（2019年）

1月8日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3イ（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて抜け出し、最後は2着のアズマタイムズに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、みちのく岩手うまいものフェア賞（浦和ダート800m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プリプリクインダムにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月30日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、石川の畜産物で元気!賞（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた21戦目は、ハヤブサ賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は福原杏騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

7月24日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦の一般C2 C3（浦和ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコウユープリプリに4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

11月25日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、一般C3（浦和ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で福原杏騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、勝ったゲオグラフィアに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中3週で迎えた25戦目は、農産物ブランド OGAWA’N賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で福原杏騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で懸命に走り抜いたが、モリデンワルツに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2020年）

1月14日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で福原杏騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったゲオグラフィアに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月11日、中3週で迎えた27戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の気力で渋太く粘り続けて、最後は2着のサイベリアンに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

3月3日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた28戦目は、カピバラ賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は福原杏騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月1日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた29戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

7月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた30戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のフレフレサッチーに3馬身の差をつけて4勝目をマークした。

7歳（2021年）

2月22日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた31戦目は、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマリンディーヴァに3馬身の差をつけて順当に勝利した。

3月29日、中4週で迎えた32戦目は、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のセイエイビビットを半馬身振り切って断然人気に応えた。

2021年5月14日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。