ラブグレース（2001年生、母ニホンピログレース）

ラブグレース（2001年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「愛＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のサンシャック（当時10歳）と交配したニホンピログレースが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）高瀬牧場。戦績は、中央平地9戦1勝、地方33戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2004年の五泉特別(500万下)。

経歴

デビュー前

伊藤強一厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2003年）

10月3日、デビュー戦は川原正一騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（12）（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は439kg。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったメジャーガールに詰め切れず、約13馬身差の2着となった。

10月13日、中0週で迎えた2戦目は、2歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のティーブライアンを半馬身振り切って初白星を挙げた。

11月20日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳戦の未勝利馬リバイバル（5）（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したベンテンヒカルを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中5週で迎えた5戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したシャンハイハニーにクビ差届かず2着に惜敗した。

3歳（2004年）

1月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の若菜賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

2月24日、中5週で迎えた7戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップレモン賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマキシムオーシャンに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月28日、中4週で迎えた8戦目は、3歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦2勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では圧巻の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月24日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（8戦2勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

5月30日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で川原正一騎手（9戦2勝）。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入った。

6月13日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で川原正一騎手（10戦2勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

7月17日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で川原正一騎手（11戦2勝）。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

8月8日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレオニダスをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

9月4日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は川原正一騎手（12戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月1日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた16戦目は、白菊特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（13戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイシンスペインを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月15日、中8週で迎えた17戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（14戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた18戦目は、岐阜新聞杯（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（15戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2005年）

1月27日、中3週で迎えた19戦目は、ガーネット特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（16戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた20戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（17戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヒカルブレーヴを半馬身振り切って制した。

4月6日、中5週で迎えた21戦目は、笠置特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（18戦3勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゴッドトルネードを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗れた。

5月18日、中5週で迎えた22戦目は、かがり火特別（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（19戦3勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

6月1日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた23戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（20戦3勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

7月17日、中6週で迎えた24戦目は、NSTオープン（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦1勝）。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた26戦目は、小倉日経オープン（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた27戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のOROカップ（盛岡芝1600m 曇/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた28戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、一般A4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた29戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

12月14日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般A4（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

5歳（2006年）

1月1日、中2週で迎えた31戦目は、岐阜新聞・岐阜放送杯（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

1月11日、中0週で迎えた32戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた33戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4月26日、約3か月の休養明けで迎えた34戦目は、一般A5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ニッシングリンに交わされて2馬身差の2着となった。

5月15日、中2週で迎えた35戦目は、鵜飼特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた36戦目は、馬瀬川特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた37戦目は、あじさい特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた38戦目は、焼岳特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜口楠彦騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた39戦目は、飛騨牛カップ（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で浜口楠彦騎手（7戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた40戦目は、ヤクルトカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた41戦目は、海津資材杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた42戦目は、本村直樹騎手を鞍上に迎えて、高賀の森水杯（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。