ボストンタイム（1995年生、母ドリームドリーム）

ボストンタイム（1995年6月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時10歳）と交配したドリームドリームが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者はロイヤルファーム（有）新冠支場。戦績は、中央平地25戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

郷原洋行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

3月7日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。馬体重は428kg。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3月21日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマグマミリオンをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4月19日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

4歳（1999年）

2月7日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

4月25日、中6週で迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着を確保した。

5月22日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたマッケンボーイ決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月11日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったジェットフォイルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月25日、中1週で迎えた10戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエリモセントラルを半馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

8月7日、中1週で迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/稍重）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月5日、中3週で迎えた12戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のミサトロゼを3/4馬身振り切って3勝目を奪取した。

9月26日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5歳（2000年）

4月2日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（8戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスニーカーを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

7月1日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアーネストリーラン決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

7月22日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下のHTB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったピサノガレーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月5日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったポンデローザにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月24日、中4週で迎えた21戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のSTV賞（札幌芝1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

6歳（2001年）

6月9日、約8か月半の休養明けで迎えた22戦目は、3歳以上1000万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

7月8日、連闘で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦1勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。