第63回 中京記念 (G3)

レース展開

カレンブラックヒルがハナを切る展開、そのすぐ後ろを追走するカオスモスとスマートオリオン

カレンブラックヒルが端に立つ形となり、リードを1馬身ほどキープして集団を牽引。2番手にカオスモスとスマートオリオンが並ぶ。その直後、オリービン、ミッキードリーム、ネオウィズダムらが4番手の好位につける。その1馬身後ろ、トーセンレーヴ、オツウ、メイケイペガスターらは中団前寄り。ダローネガ、レッドアリオン、エールブリーズらは中団後方の位置取り。後方5番手でじっくりと折り合いをつけるのはアルマディヴァンとゴールドベル。少し離れた殿にナリタスーパーワンとアルバタックスがいる隊列で最初のコーナーを通過。

中京記念、スマートオリオンが武器である機動力を活かしたセオリー通りの取り口で2つ目の重賞タイトルを手中に収める

先頭はエールブリーズでリードは半馬身。2番手にメイケイペガスターが続く。その後ろ、カレンブラックヒルとスマートオリオンが3番手。1馬身離れて、カオスモスとネオウィズダムが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、好位にいたスマートオリオンが不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は前に迫る勢いで急追してきた13番人気のアルマディヴァンをクビ差で封じて勝利を物にした。2着のアルマディヴァンからクビ差の3着には、中団後方の位置から力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったダローネガが入った。そこからクビ差遅れた4着には、途中から先頭に立ったエールブリーズが入線、さらにクビ差の5着には、先行勢の後ろにいたカオスモスが食い込んだ。1番人気のカレンブラックヒルは好位にいたが失速して7着に敗れた。2番人気のレッドアリオンは後方4番手にいたが決め手が足りず8着に敗れた。