第110回 天皇賞（秋） (G1)

レース展開

メルシーステージが馬群を引き連れる形、直後の2番手にネーハイシーザーが取り付く

端をきったのはメルシーステージ。後続を1馬身ほど離して一団を先導。単独の2番手にネーハイシーザーが続く。その後ろ、ビワハヤヒデとフジヤマケンザンが3番手の好位につける。その1馬身後ろ、セキテイリュウオー、ロイスアンドロイス、ウイニングチケットらは中団やや前。ステージチャンプとワコーチカコは中団後方の位置取り。後方2番手の位置でじっとして脚をタメるのはマイシンザン、サクラチトセオー、マチカネタンホイザ。シンガリにナイスネイチャがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（秋）、ネーハイシーザーが正攻法の立ち回りで天皇賞馬の称号を勝ち取る

先頭はメルシーステージでリードは1馬身。単独の2番手にネーハイシーザーが続く。そのすぐ後ろ、ビワハヤヒデが3番手。1馬身離れて、サクラチトセオー、ウイニングチケット、フジヤマケンザンらが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、2番手にいたネーハイシーザーが一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は後続に1馬身半の差をつけて勝利を物にした。2着には、中団後方の位置から目を引く伸び脚で猛進したセキテイリュウオーが続き、2着とクビ差の3着には、同じく中団後方の位置から力強い脚運びでゴールまで頑張った11番人気のロイスアンドロイスが入った。そこからクビ差遅れた4着には、後方3番手で直線を迎えたマチカネタンホイザが入線した。1番人気のビワハヤヒデは絶好位にいたが見せ場なく5着に敗れた。2番人気のウイニングチケットは先行勢の後ろにいたが最後一杯になって8着に敗れた。