北総特別

レース展開

パワーツービートが集団を率いる形、体半分差の2番手にアンソニーが取り付く

パワーツービートが主導権を握り、僅かなリードで集団を引っ張っていく。2番手にアンソニーが続く。少し間隔を置いて、ニッポージュピターとホッカイローマンが3番手の好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはコウチモガミとナイスイーグル。その1馬身後ろ、ビューチフルロマンとヒシゲンガは中団やや前。オンワードクーパーは中団馬群の丁度真ん中を追走。キョウエイシェフ、カシマスワロー、ルーミナススマイルらは中団後方の位置取り。どん尻にリストレーション、スイフトターフ、ハセグットワンらがいる隊列で最初のコーナーを通過。

北総特別、ナイスイーグルが闘争心を発揮してゴール間際の横並びの闘いを辛うじて物にする

先頭はアンソニーでリードは半馬身。2番手にホッカイローマンが続く。その直後、ニッポージュピター、ヒシゲンガ、スイフトターフらが3番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、3番手から抜け出したのはヒシゲンガ。そのまま押し切る態勢だったが、中団後方にいた1番人気のナイスイーグルが一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばしてヒシゲンガを捉えると、最後はハナ差だけ先んじてトップでゴールを駆け抜けた。2着のヒシゲンガからクビ差の3着には、3番手の位置から強靭な末脚を繰り出したスイフトターフが入った。そこから3/4馬身遅れた4着には、後方3番手で直線を迎えた12番人気のカシマスワローが入線、さらに1馬身1/4差の5着には、中団前目にいた15番人気のコウチモガミが食い込んだ。2番人気のオンワードクーパーは後方3番手にいたが伸びきれず9着に敗れた。