第102回 天皇賞（秋） (G1)

レース展開

ロングニュートリノが馬群を引っ張る形、直後の2番手にダイユウサク、マキバサイクロン、オグリキャップ、ラッキーゲランが取り付く

ロングニュートリノがハナに立つ形となり、リードを1馬身ほど確保してレースを引っ張っていく。2番手にダイユウサク、マキバサイクロン、オグリキャップ、ラッキーゲランらが並ぶ。その後ろ、メジロアルダンとオサイチジョージが6番手の好位につける。その1馬身後ろ、ヤエノムテキとリアルバースデーは中団前目。少し間が空いて、セントビッドとランニングフリーは中団馬群の真ん中を併走。リンドホシは中団後方の位置。バンブーメモリーとプレジデントシチーは後方5番手に控えて他馬の様子をうかがいながらの競馬。後方5番手でジックリと運ぶのはドクタースパートとハッピーシャトー。後方2番手の位置で悠悠と構えるのはスルーオダイナ。少し離れた最後尾にカイラスアモンがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（秋）、ヤエノムテキがメリハリのある競馬で秋の盾を手にする

先頭はロングニュートリノでリードは半馬身。2番手にラッキーゲランが続く。そのあと、ダイユウサク、マキバサイクロン、オグリキャップらが3番手。1馬身離れて、ヤエノムテキ、オサイチジョージ、リアルバースデーらが6番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、先行勢の後ろにいたヤエノムテキが目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後はグイグイと追い迫ったメジロアルダンをアタマ差で凌ぎ切り勝利を決めた。2着のメジロアルダンから1馬身1/4差の3着には、中団後方の位置から鮮やかな末脚を繰り出したバンブーメモリーが入った。そこから半馬身遅れた4着には、先行勢の後ろで直線を迎えた2番人気のオサイチジョージが入線、さらに1馬身半差の5着には、中団後方にいた14番人気のランニングフリーが食い込み、1番人気に推されたオグリキャップは好位から辛抱強く脚を伸ばしたそこから1馬身半差の6着に敗れた。