バンブーリバプール（2008年生、母チリビリビン）

バンブーリバプール（2008年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋英プレミアリーグのチーム名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時10歳）と交配したチリビリビンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンブー牧場。2016年の九州オールカマー(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、バンブー牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

4歳（2012年）

5月3日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、一般C4-3（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のモズブラックアイに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月17日、中1週で迎えた2戦目は、芍薬特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダークラムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月14日、中3週で迎えた3戦目は、一般C4-1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のカリエンニキテスに3馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

7月25日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、「アポイ岳ジオパーク」賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のタイムデヴィアスに3馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

8月30日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、ヤングジェネレーションカップ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るコスモロゼットを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って土付かずの5連勝を決めた。

9月13日、中1週で迎えた6戦目は、地鶏日本一の徳島県阿波尾鶏特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で井上俊彦騎手（5戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったサクラレグナムに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中1週で迎えた7戦目は、JAとみかわルシナ美人特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で井上俊彦騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフェミニンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月23日、中3週で迎えた8戦目は、JA門別馬舞米特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で井上俊彦騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のプロプエスタをアタマ差振り切ってファンの高評価に応えた。

11月6日、中1週で迎えた9戦目は、麦とホップ特別（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で井上俊彦騎手（8戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

5歳（2013年）

1月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルガネーシャを途轍もない末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて勝利をモノにする

2月16日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた12戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

4月14日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月26日、中5週で迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の1stダービーメモリーズワカタカカップ（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は力尽きて13着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた15戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

7月7日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の長久手特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

8月17日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鳥取特別（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島良太騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったドコフクカゼに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月29日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島良太騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

12月7日、中9週で迎えた21戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のラローザブルをアタマ差振り切って8勝目をマークした。

12月22日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の師走ステークス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

6歳（2014年）

1月18日、中3週で迎えた23戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったクリノヒマラヤオーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

2月1日、中1週で迎えた24戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月30日、約7か月の休み明けで迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の釜山ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って最後はノボリドリームと並んで9着同着となった。

12月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の北総ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

7歳（2015年）

1月4日、中2週で迎えた28戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の初夢ステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

8歳（2016年）

1月10日、約12か月半の休養明けで迎えた29戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の九州オールカマー（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のスイングエンジンを半馬身振り切って久しぶりの一戦を物にした。

10月27日、約9か月半の休養明けで迎えた30戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、オルフェーヴル・プレミアム（門別ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて6着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた31戦目は、ビヤパーティーAiba浦河特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（9戦6勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のワイルドロジャーをハナ差振り切って10勝目を達成した。

12月6日、中3週で迎えた32戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、総の国オープン（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

9歳（2017年）

4月26日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、門別温泉とねっこの湯特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（10戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月11日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた34戦目は、上湧別チューリップフェア特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（11戦7勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るビービーバーレルを半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

10月28日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた35戦目は、地方重賞の韓国岳賞（佐賀ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

11月9日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた36戦目は、古処山特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた37戦目は、新燃岳特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。