マックス（2017年生、母インプレスゴールド）
Max
2017.04.15
マックス（2017年4月15日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「最大」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時18歳）と交配したインプレスゴールドが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。2024年の東京盃(Jpn2)で2着に入った他、2024年のアフター5スター賞で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2020年）
1月25日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたブランクチェック決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
2月8日、中1週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったウルトラマリンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
4月11日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のエターナリーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
8月16日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキスラーに2馬身半の差をつけて休養明けの一戦を物にした。
10月17日、中8週で迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のサンダーブリッツをハナ差振り切って雨下の大混戦を制した。
4歳（2021年）
1月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上3勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（4戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。
6月12日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、3歳以上3勝クラスの清洲ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川田将雅騎手（5戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。
7月3日、中2週で迎えた8戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの九州スポーツ杯（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。
11月7日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの錦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。
5歳（2022年）
6月9日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた10戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、夏木立賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したレコンキスタに半馬身届かず2着に敗北した。
7月15日、中4週で迎えた11戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、日刊スポーツ賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、ティアラフォーカスにクビ差交わされて2着となった。
8月16日、中4週で迎えた12戦目は、シューティングスター賞（大井ダート1600m 内回り 曇/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。
9月8日、中2週で迎えた13戦目は、永代橋賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のバトルバーリライに3馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。
10月3日、中3週で迎えた14戦目は、オフト汐留賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサブノハクタカに8馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。
11月2日、中3週で迎えた15戦目は、リゲル賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
12月31日、中7週で迎えた16戦目は、おおとり賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るセイジミニスターを凄まじい末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。
6歳（2023年）
1月15日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた17戦目は、地方重賞のゴールドスプリント（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したダノングッドに半馬身届かず2着に敗北した。
2月23日、中5週で迎えた18戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の兵庫ウインターカップ（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したパールプレミアに半馬身届かず2着に敗北した。
4月4日、中5週で迎えた19戦目は、スパーキングマイラーズチャレンジ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。
4月18日、中1週で迎えた20戦目は、モルガナイト賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したロードグラディオを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。
6月5日、中6週で迎えた21戦目は、ジューン賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（9戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。
6月30日、中3週で迎えた22戦目は、サジタリウス賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（10戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のバーンフライに1馬身1/4の差をつけて7勝目を獲得した。
8月3日、中4週で迎えた23戦目は、アフター5スター賞トライアル（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（11戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のオリジネイターをクビ差振り切って8勝目をマークした。
9月7日、中4週で迎えた24戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。
10月4日、中3週で迎えた25戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。
11月3日、中3週で迎えた26戦目は、Jpn1のJBCスプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。
7歳（2024年）
1月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、’24ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（12戦5勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。
デビュー前
福永敏厩舎（大井）へ入厩。
4月23日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、神田川オープン（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番ゲートからスタート。出走取消となった。
8月17日、約7か月の休み明けで迎えた28戦目は、オーガスト賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したパワースレイヴを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。
9月11日、中3週で迎えた29戦目は、アフター5スター賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したエンテレケイアを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
10月3日、中2週で迎えた30戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、伸びてきたチカッパ決め手に屈して半馬身差の2着となった。
11月4日、中4週で迎えた31戦目は、Jpn1のJBCスプリント（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。