ゴールドストリート（1988年生、母エンペリーズゴールド）

ゴールドストリート（1988年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のテリオス（当時7歳）と交配したエンペリーズゴールドが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地28戦5勝2着6回、中央障害7戦3勝2着3回。1993年の阪神障害ステークス（秋）(ハンデ重賞)に勝利した他、1993年の東京障害特別（秋）(ハンデ重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

7月21日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた2戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエビスラッキーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月30日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、2歳オープンのききょうステークス（中京芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったノーザンドライバーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヤクモアサカゼを半馬身振り切って2勝目をゲットした。

11月18日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田隆行騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたソーエームテキ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

12月16日、中3週で迎えた7戦目は、2歳オープンの中京3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安田隆行騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、イイデセゾンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

3歳（1991年）

1月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で安田隆行騎手（6戦2勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

4月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの春蘭ステークス（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた11戦目は、4歳900万下の白藤ステークス（京都芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したユウキエトワールを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月22日、中2週で迎えた12戦目は、4歳900万下のゆうすげステークス（中京芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は安田隆行騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったナッシュビルシチーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフジアンバーワンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

7月27日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の博多特別（小倉芝1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のロングタイトルを半馬身振り切ってファンの支持に応えた。

8月11日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

9月7日、中3週で迎えた16戦目は、スカイブルーステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は安田隆行騎手（8戦2勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

4歳（1992年）

4月25日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、上賀茂ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた18戦目は、朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた19戦目は、垂水ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦のパールステークス（中京ダート1700m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田島信行騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

7月18日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田島信行騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のグランドイチに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月9日、中2週で迎えた22戦目は、G3の北九州記念（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田島信行騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた23戦目は、阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で田島信行騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

9月26日、中4週で迎えた24戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のセプテンバーステークス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイブキリセスをクビ差振り切って5勝目をゲットした。

11月8日、中5週で迎えた25戦目は、福島民友カップ（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた26戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステークス（東京芝1400m 雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

5歳（1993年）

5月2日、約5か月の休養明けで迎えた27戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、オーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデG3の京阪杯（京都芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で東田幸男騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で東田幸男騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で東田幸男騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のマルブツテイオーに5馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

7月11日、中1週で迎えた31戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で東田幸男騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったバリモススキーから約14馬身差の2着に敗北した。

8月7日、中3週で迎えた32戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で東田幸男騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったタマモモノノフから半馬身差の2着に敗北した。

9月4日、中3週で迎えた33戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で東田幸男騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアイチイーグルに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

9月18日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（秋）（阪神障害芝3150m 曇/良）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で東田幸男騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマノジパングから2馬身半差の1着重賞ウィナーの称号を手中に収めた。

10月23日、中4週で迎えた35戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（秋）（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で東田幸男騎手（8戦3勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったブロードマインドから3馬身差の2着となった。