ワンダーシアー（2004年生、母ワンダーグラシア）
Wonder Seer
2004.03.29
ワンダーシアー（2004年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋予言者」。毛色は鹿毛。種牡馬のボストンハーバー（当時10歳）と交配したワンダーグラシアが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は小柳牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方42戦14勝2着10回。主な勝ち鞍は2009年のはやぶさ特別(一般C3)。
経歴
デビュー前
野元昭厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2007年）
3月10日、デビュー戦は高井彰大騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。
3月31日、中2週で迎えた2戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では賦性のガッツでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。
4月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。
8月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。
9月8日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に終わった。
10月30日、中6週で迎えた6戦目は、松島慧騎手を鞍上に迎えて、一般C30（荒尾ダート950m 曇/良）に出走。4頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったリッカレイクブルーから8馬身差の2着と苦杯を喫した。
11月14日、中1週で迎えた7戦目は、一般C28（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松島慧騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムコンサートに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。
11月27日、中1週で迎えた8戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、一般C25（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったリッカレイクブルーから4馬身差の2着となった。
12月11日、中1週で迎えた9戦目は、一般C23（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は松島慧騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のカシノウェーブをクビ差制して圧倒的支持に応えた。
12月29日、中2週で迎えた10戦目は、フェアウェル特設（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松島慧騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンライズチーターから3馬身差の2着に敗北した。
4歳（2008年）
1月12日、中1週で迎えた11戦目は、一般C19（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松島慧騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったエスケーデイジーからアタマ差の2着に甘んじた。
1月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C20（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松島慧騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスピードゴールドから1馬身半差の2着に敗北した。
2月13日、中1週で迎えた13戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、一般C18（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のファインパレスに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。
3月16日、中4週で馬体重を前走から23kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（4戦0勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。
4月20日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。
5月17日、中3週で迎えた16戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。
6月28日、中5週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（6戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。
8月27日、中8週で迎えた18戦目は、一般C24（荒尾ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のカツイチハートに8馬身の差をつけて順当に勝利した。
9月7日、中1週で迎えた19戦目は、一般C15（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のイチライスキャンに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。
9月24日、中1週で迎えた20戦目は、一般C10（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（3戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンコンドルに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。
10月8日、中1週で迎えた21戦目は、寒露特設（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（4戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサツマシビに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
10月28日、中2週で迎えた22戦目は、一般C8（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾林幸彦騎手（5戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のグラスビーナスをアタマ差制して怒涛の5連勝を決めた。
11月16日、中2週で迎えた23戦目は、祝!荒尾NRS杯（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で尾林幸彦騎手（6戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のサンデイルックに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。
12月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3 4（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で尾林幸彦騎手（7戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。
12月16日、中1週で迎えた25戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で尾林幸彦騎手（8戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。
12月29日、中1週で迎えた26戦目は、豊建設工業特設（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で尾林幸彦騎手（9戦7勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のホーマンパキラに1馬身半の差をつけて10勝目を達成した。
5歳（2009年）
1月20日、中2週で迎えた27戦目は、一般C8（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で尾林幸彦騎手（10戦8勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。
2月3日、中1週で迎えた28戦目は、一般C8（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で尾林幸彦騎手（11戦8勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったベストショットから4馬身差の2着となった。
2月17日、中1週で迎えた29戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、一般C8（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。
3月4日、中1週で迎えた30戦目は、一般C8（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（12戦8勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。
3月18日、中1週で迎えた31戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（13戦8勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。
3月28日、中0週で迎えた32戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（14戦8勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。
4月22日、中3週で迎えた33戦目は、佐藤智久騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に沈んだ。
4月29日、連闘で迎えた34戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（15戦8勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のラストドリームに2馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす
5月28日、中3週で迎えた35戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（16戦9勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に沈んだ。
6月10日、中1週で迎えた36戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（17戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。
6月18日、連闘で迎えた37戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（18戦9勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。
7月2日、中1週で迎えた38戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で尾林幸彦騎手（19戦9勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーダイマサに3馬身の差をつけて優勝
7月18日、中1週で迎えた39戦目は、あずささんお誕生日記念（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾林幸彦騎手（20戦10勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のオジロに7馬身の差をつけて順当に勝利した。
7月30日、中1週で迎えた40戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で尾林幸彦騎手（21戦11勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったユニオンレディーから1馬身差の2着に敗北した。
8月13日、中1週で迎えた41戦目は、はやぶさ特別（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で尾林幸彦騎手（22戦11勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のワタリパークに半馬身の差をつけて断然人気に応えた。
8月27日、中1週で迎えた42戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で尾林幸彦騎手（23戦12勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。
9月19日、中2週で迎えた43戦目は、荒尾の若葉ちゃん誕生日記念（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で尾林幸彦騎手（24戦12勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。
9月27日、連闘で迎えた44戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で尾林幸彦騎手（25戦12勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。
11月19日、中7週で迎えた45戦目は、小森大将君愛実さん結婚記念（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中純騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったシゲルタカチホからクビ差の2着となった。
12月3日、中1週で迎えた46戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（26戦12勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。
12月17日、中1週で迎えた47戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（27戦12勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。
12月30日、中1週で迎えた48戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（28戦12勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に沈んだ。
6歳（2010年）
1月20日、中2週で迎えた49戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（29戦12勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。
2月2日、中1週で迎えた50戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で尾林幸彦騎手（30戦12勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャイニングロードからアタマ差の2着となった。
2月16日、中1週で迎えた51戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中純騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったファインパレスから半馬身差の2着となった。