ロンギングルック（2016年生、母ブリトン）

ロンギングルック（2016年5月18日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のグランプリボス（当時8歳）と交配したブリトンが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はバンブー牧場。2019年の石川ダービー(地方重賞)に勝利した他、2020年の徽軫賞(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、バンブー牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、飛弾共栄によって216万円で落札された。

金田一昌厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2018年）

8月9日、デビュー戦は中島龍也騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は435kg。4頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったハクサンフラワーに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

8月28日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦の八朔まつり特別（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったハクサンフラワーに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

9月9日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のサファイア賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るビシュラを半馬身差し切って初勝利を挙げた。

9月23日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアイオライト賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったカイジンワンダーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月6日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の金沢シンデレラカップ（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中島龍也騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったアイオブザタイガーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

12月2日、中1週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の金沢ヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で中島龍也騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた8戦目は、2歳（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で中島龍也騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスカイオリオンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

3歳（2019年）

3月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳戦の若駒賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で中島龍也騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のチジョウノホシを半馬身振り切って3勝目を奪取した。

4月9日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の宝達山開山祭特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で中島龍也騎手（9戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のチジョウノホシに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月5日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で中島龍也騎手（10戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の石川ダービー（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で中島龍也騎手（11戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターキャデラックに約11馬身の大差をつけて5勝目を手に入れた。

6月30日、中3週で迎えた13戦目は、宇出津あばれ祭特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で中島龍也騎手（12戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ヤマカツポセイドンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月30日、中3週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で中島龍也騎手（13戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の石川門カップ（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で中島龍也騎手（14戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鬼脚を炸裂させて、最後は2着のカトリーヌレーヴに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

8月25日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の加賀友禅賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で中島龍也騎手（15戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のボルドープラージュに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月8日、中1週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で中島龍也騎手（16戦7勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬で楽しくおトクに金沢けいば賞（金沢ダート1900m 曇/稍重）に出走。6頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたトウショウデュエル決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

12月8日、中1週で迎えた19戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の中日杯（金沢ダート2000m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。

12月27日、中2週で迎えた20戦目は、令和元年ラストラン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

4歳（2020年）

3月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、楽天競馬でポイント貯まる特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた22戦目は、ネット投票は楽天競馬特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた23戦目は、楽天競馬でゴールデンウィークも投票特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（17戦7勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた24戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬でポイント貯まる特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定地方重賞の徽軫賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（18戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のフェイマスラブに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月5日、中3週で迎えた26戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、七夕スプリント特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったジャーニーマンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月21日、中1週で迎えた27戦目は、地方重賞の金沢スプリントカップ（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（19戦8勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月13日、中3週で迎えた29戦目は、五郎島金時賞（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（20戦8勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、イリュージョニストに交わされて2馬身半差の2着となった。

9月29日、中1週で迎えた30戦目は、Jpn3の白山大賞典（金沢ダート2100m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（21戦8勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた31戦目は、牝馬限定地方重賞のお松の方賞（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（22戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた32戦目は、地方重賞の北國王冠（金沢ダート2600m 曇/重）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

12月17日、中5週で迎えた33戦目は、クリスマスイヴ特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（23戦8勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のエターナルヒーローに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5歳（2021年）

3月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた34戦目は、春爛漫特別（金沢ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（24戦9勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた35戦目は、能登雪割草特別（金沢ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（25戦9勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた36戦目は、地方重賞のJBCイヤー記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（26戦9勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた37戦目は、牝馬限定地方重賞の徽軫賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（27戦9勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた38戦目は、地方重賞の利家盃（金沢ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は柴田勇真騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた39戦目は、地方重賞の百万石賞（金沢ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた40戦目は、牝馬限定戦の金沢クイーン賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田勇真騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた41戦目は、地方重賞の北國王冠（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田勇真騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた42戦目は、地方重賞のイヌワシ賞（金沢ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田勇真騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

2021年9月4日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。