スタンダール（1995年生、母ノーザンホワイト）

スタンダール（1995年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のテユーター（当時10歳）と交配したノーザンホワイトが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）前田ファーム。戦績は、地方36戦7勝2着11回。主な勝ち鞍は2001年の’01ファビュラスサドル特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

高柳恒男厩舎（小林）へ入厩。

2歳（1997年）

8月12日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は483kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったハナブサグローワンから1馬身半差の2着に敗北した。

10月3日、中6週で迎えた2戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックマックスから3/4馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中5週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマンダラロードに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月29日、中5週で迎えた4戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の山茶花特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

3歳（1998年）

3月29日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた5戦目は、3歳戦のアネモネ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

4月25日、中3週で迎えた6戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のアマリリス特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

6月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、吉井竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかきつばた特別（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

4歳（1999年）

4月7日、約10か月の休み明けで馬体重を前走からさらに23kg増やして迎えた9戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2五イ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジュベルパートナーに1馬身の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

4月26日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、ブレーブギャロップにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5月24日、中3週で迎えた11戦目は、牡丹特別（船橋ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のトモノシンセイを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

6月18日、中3週で迎えた12戦目は、麦秋特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のホクトリボンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月29日、中5週で迎えた13戦目は、夏山特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、遅いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、トミヒサボスにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

8月20日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の御宿特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったユーコーオリンピアにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中3週で迎えた15戦目は、セプテンバー特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた16戦目は、オクトーバー特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたオネスティブラッド決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5歳（2000年）

7月28日、約10か月の休み明けで迎えた17戦目は、涼風特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（8戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、エイコーウェルズにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月23日、中3週で迎えた18戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、御宿特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のコアレスマインドに4馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

9月22日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のセプテンバー特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は張田京騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたスズヨキング決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月25日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦のオクトーバー特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（10戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったゼンノショウグンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月27日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のノベンバー特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（11戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

6歳（2001年）

4月5日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、ハンデ戦の爽春特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月20日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた23戦目は、ハンデ戦のエイプリル特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5月30日、中5週で迎えた24戦目は、初夏特別（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた25戦目は、’01ファンタスティックビット特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の文月特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタカラブレンディーをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

8月21日、中3週で迎えた27戦目は、’01ファビュラスサドル特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のスミノエースを半馬身振り切って勝利をモノにする

9月18日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた28戦目は、ハンデ戦の長月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したゼンノショウグンを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月10日、中2週で迎えた29戦目は、’01フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

11月19日、中5週で迎えた30戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の霜月特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた31戦目は、’01フェイスフルビット特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（9戦3勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

7歳（2002年）

1月3日、中1週で迎えた32戦目は、田部和広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の白富士盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

8月2日、約7か月の休み明けで迎えた33戦目は、三波石峡特別（浦和ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（12戦3勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月6日、中4週で迎えた34戦目は、小嶋耕輝騎手を鞍上に迎えて、秋遅草特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるように急駛したが、ペルジノスターに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月10日、中4週で迎えた35戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、陽月特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

8歳（2003年）

1月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた36戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、むつき特別（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。