ホーセンルビー（1988年生、母ストール）

ホーセンルビー（1988年5月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスイフトスワロー（当時11歳）と交配したストールが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）川端牧場。戦績は、中央平地23戦5勝2着5回。1993年の韓国馬事会杯(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柴田寛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

9月8日、デビュー戦は大崎昭一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は440kg。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のマハタートに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月6日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳500万下のサフラン賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

10月21日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月9日、中6週で迎えた4戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

3歳（1991年）

4月21日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手が足りず3着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったシャクヤクに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

6月1日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のメジロシャネルに5馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

6月22日、中2週で迎えた8戦目は、4歳900万下のしゃくなげステークス（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原泰夫騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、スタビライザーに半馬身交わされて2着となった。

4歳（1992年）

2月15日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原泰夫騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、コクトビューティーに半馬身交わされて2着となった。

2月29日、中1週で迎えた10戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた11戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のキンザンコトブキに5馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4月19日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の卯月ステークス（中山芝1200m 外回り雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた13戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の立夏ステークス（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい16着に敗れた。

6月7日、中3週で迎えた14戦目は、麦秋ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた15戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の阿武隈ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、サクラハイスピードにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月11日、中1週で迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、安達太良ステークス（福島芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のシンボリダンサーをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

10月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて14着に終わった。

11月21日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のノベンバーステークス（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、3着を確保した。

12月13日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

5歳（1993年）

1月17日、中4週で迎えた20戦目は、アレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中舘英二騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の内外タイムス杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中舘英二騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のフミヒサに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月27日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンの韓国馬事会杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で中舘英二騎手（7戦2勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、ハヤトラに交わされて1馬身半差の2着となった。