レディボナンザ（1995年生、母Born a Lady）

レディボナンザ（1995年4月27日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のSeeking the Gold（当時10歳）と交配したBorn a Ladyが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地19戦4勝2着5回。1998年のフラワーカップ(牝G3)で2着に入った他、1998年のクリスマスステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額7,300万円（36.5万×200口）で一口馬主が募集された。

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

10月5日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 曇/重）に出走。馬体重は444kg。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したマチカネシルヤキミを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

10月25日、中2週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブレイブサニーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

11月15日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったシンボリスウォードに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月20日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3歳（1998年）

2月21日、中8週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のゲイリーセイヴァーを半馬身振り切って制した。

3月21日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったスギノキューティーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

4月26日、中4週で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1400m 曇/重）に出走。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

6月14日、中6週で迎えた8戦目は、3歳オープンの菖蒲ステークス（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。

11月21日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバプティスタに2馬身半の差をつけて休養明けの一戦を制した。

12月6日、中1週で迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた11戦目は、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブレーブテンダーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

4歳（1999年）

1月30日、中4週で迎えた12戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

3月21日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、東風ステークス（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタイキブライドルにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月18日、中3週で迎えた14戦目は、卯月ステークス（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったシンボリスウォードに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月12日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた15戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた16戦目は、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（7戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

5歳（2000年）

1月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

10月29日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた18戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。