イブキシンプウザン（1983年生、母サンセイペンダス）
Ibuki Shimpuzan
1983.05.07
イブキシンプウザン（1983年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヴアイスリーガル（当時17歳）と交配したサンセイペンダスが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。戦績は、中央平地32戦1勝2着4回、地方22戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は1986年の4歳未勝利。
経歴
デビュー前
大久保石松厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（1986年）
4月20日、デビュー戦は4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は502kg。鞍上は猿橋重利騎手。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に終わった。
4月27日、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。
5月18日、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で猿橋重利騎手。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミンクスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。
6月7日、4歳未勝利（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で猿橋重利騎手。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。
6月28日、4歳未勝利（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で猿橋重利騎手。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスイートカトリーヌを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。
7月12日、4歳未勝利（札幌ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で猿橋重利騎手。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセンターノーザンに5馬身の差をつけてトップでゴールインした。
8月2日、4歳以上400万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で猿橋重利騎手。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。
4歳（1987年）
4月11日、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で猿橋重利騎手。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。
4月19日、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で猿橋重利騎手。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。
5月16日、5歳以上400万下（京都芝1600m 外回り 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で猿橋重利騎手。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。
5月30日、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で猿橋重利騎手。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたリンボーウオーク決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。
6月21日、5歳以上400万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋隆騎手。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
7月4日、5歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋隆騎手。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、フジダイゲンにハナ差交わされて2着に甘んじた。
8月9日、4歳以上400万下（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は猿橋重利騎手。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。
8月23日、4歳以上400万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。
9月27日、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は合谷喜壮騎手。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。
10月17日、4歳以上400万下（京都ダート1200m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で合谷喜壮騎手。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。
10月31日、4歳以上400万下（京都ダート1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で合谷喜壮騎手。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。
11月28日、4歳以上400万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で合谷喜壮騎手。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。
12月12日、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で合谷喜壮騎手。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。
12月26日、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で合谷喜壮騎手。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。
5歳（1988年）
1月10日、5歳以上400万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は上籠勝仁騎手。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。
1月16日、5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。
2月7日、5歳以上400万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。
2月21日、5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。
3月6日、5歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。
7月9日、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は上籠勝仁騎手。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。
9月11日、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。
9月24日、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は高橋隆騎手。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。
10月15日、4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は猿橋重利騎手。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。
11月20日、4歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。
11月26日、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。
6歳（1989年）
4月8日、一般C2-1（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は北野真弘騎手。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。
5月1日、一般C2-2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は宮路洋一騎手。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。
6月26日、一般B（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は矢野久美騎手。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヒロアートに5馬身の差をつけて勝利を物にした。
7月10日、八面山賞（中津ダート1760m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野久美騎手。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のサロニカキングに1馬身の差をつけて勝利を挙げた。
7月31日、サマーカップ（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野久美騎手。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のサロニカキングに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
8月16日、中津記念（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野久美騎手。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったサロニカキングから1馬身差の2着に敗北した。
9月10日、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野久美騎手。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のタカネキングに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。
9月23日、サフアイヤ特別（荒尾ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で矢野久美騎手。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったフミノハーモニーから1馬身差の2着となった。
10月15日、中津王冠（中津ダート2180m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で矢野久美騎手。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のヒノデダンサーに2馬身半の差をつけて勝利を掴み取った。
11月5日、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で矢野久美騎手。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のミスタードンに1馬身半の差をつけて勝利を掴み取った。
11月26日、サラブレッドグランプリ（佐賀ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で矢野久美騎手。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。
12月24日、耶馬渓賞（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で矢野久美騎手。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。
7歳（1990年）
1月4日、中津大賞典（中津ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で矢野久美騎手。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。
1月21日、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で矢野久美騎手。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスタードンから半馬身差の2着となった。
2月11日、耶馬渓賞（中津ダート1760m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で矢野久美騎手。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。
2月26日、八面山賞（中津ダート1760m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で矢野久美騎手。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のホクトフレンドに1馬身の差をつけて勝利をモノにした。
3月12日、豊後特別（中津ダート1760m 雨/良）に出走。鞍上は15戦連続で矢野久美騎手。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のシーリーダーをハナ差制してトップでゴールインした。
4月15日、桜花賞（中津ダート2180m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で矢野久美騎手。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。
8月16日、大分県馬主会長賞特別（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は中尾則行騎手。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。
9月23日、一般B（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中尾則行騎手。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。
12月10日、八面山賞（中津ダート1760m 晴/稍重）に出走。鞍上は安東章騎手。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。
8歳（1991年）
5月26日、一般B（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は奥下一月騎手。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。