ミスダイアン（1998年生、母プリティーシマ）

ミスダイアン（1998年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のワカオライデン（当時17歳）と交配したプリティーシマが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中川哲也。戦績は、中央平地2戦0勝、地方26戦15勝2着1回。2002年のスパーキングレディーカップ(牝G3)で3着に入った他、2002年の読売レディス杯(牝地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤ヶ崎一男厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2000年）

7月3日、デビュー戦は米山哲郎騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュゴールド（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のプルケリマコトブキに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月6日、中8週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で米山哲郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のパワフルダンサーに3/4馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

10月7日、中3週で迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

11月16日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のゴットエボルブに3馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

12月9日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、3歳500万下の樅の木賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

3歳（2001年）

1月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（中京(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のハートフルソングに1馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

7月5日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のホウザンテンユウに1馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

9月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田稔騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のブラウンライアンに1馬身半の差をつけて6勝目を手に入れた。

11月14日、中7週で迎えた9戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップケレス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のダンクに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月11日、中3週で迎えた10戦目は、名古屋チャレンジカップジュノ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のダンクに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月31日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ地方重賞の名古屋記念（中京(地)ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。11着に敗れた。

4歳（2002年）

1月29日、中3週で迎えた12戦目は、寒桜特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（8戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のユキホンザンに1馬身半の差をつけて9勝目を手に入れた。

2月20日、中2週で迎えた13戦目は、うぐいす特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（9戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったストロングライフから1馬身半差の2着に敗北した。

4月10日、中6週で迎えた14戦目は、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（10戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた15戦目は、花水木特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田稔騎手（11戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のブラウンライアンに3/4馬身の差をつけて優勝

5月22日、中2週で迎えた16戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、エメラルドオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のメモリーデュラブに3馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

7月11日、中6週で迎えた17戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は吉田稔騎手（12戦7勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月2日、中7週で迎えた18戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（13戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトゥインチアズを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

10月2日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（14戦8勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

5歳（2003年）

5月28日、約8か月の休み明けで迎えた20戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、エメラルドオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた21戦目は、あじさい特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（15戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のストロングライフに1馬身半の差をつけて勝利数を13に伸ばす

7月25日、中4週で迎えた22戦目は、地方重賞の名港盃（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（16戦9勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた23戦目は、G3のサマーチャンピオン（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（17戦9勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

10月31日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた24戦目は、キンモクセイ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（18戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のストロングライフに半馬身の差をつけて勝利数を14に伸ばす

11月17日、中1週で迎えた25戦目は、トパーズオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7歳（2005年）

6月6日、約19か月の休み明けで迎えた26戦目は、トワイライトオープニング記念（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（19戦10勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

7月5日、中3週で迎えた27戦目は、一般A4（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（20戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた28戦目は、一般A5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（21戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るノーウォーリーズを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。