ダイヤモンドパール（2009年生、母トネスボウス）

ダイヤモンドパール（2009年2月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ダイヤモンド＋真珠」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時11歳）と交配したトネスボウスが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は的場牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方28戦11勝2着6回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2五六。

経歴

デビュー前

1歳のとき、的場牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

田部和則厩舎（北海道）へ入厩。

3歳（2012年）

6月13日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、3歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のエーシンフリゲートに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月24日、中5週で迎えた2戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のミサトタイムに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって16着に敗れた。

10月21日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた5戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

12月15日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

4歳（2013年）

1月20日、中4週で迎えた7戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

3月6日、中5週で迎えた8戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで猛進したが、アスターピースに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月20日、中1週で迎えた9戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のスタンドアップをクビ差振り切って圧倒的支持に応えた。

4月5日、中1週で迎えた10戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、マザーフェアリーに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月19日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のメロンに3馬身の差をつけて順当に勝利した。

5月2日、中1週で迎えた12戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスプレッドイーグルを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って圧倒的支持に応えた。

5月10日、連闘で迎えた13戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサウザーに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月24日、中1週で迎えた14戦目は、しらゆり特別（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦3勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったシンゼンユメノスケに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月12日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアルミードを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

7月1日、中2週で迎えた16戦目は、かに座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（6戦4勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったシルクヴェリタスに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

7月19日、中2週で迎えた17戦目は、富士詣賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸部尚実騎手（7戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブラックウィドーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月2日、中1週で迎えた18戦目は、盆踊り賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で戸部尚実騎手（8戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウォーターグレープに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月31日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、渡り鳥賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で戸部尚実騎手（9戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアドマイヤイナズマをクビ差振り切って優勝

11月13日、中1週で迎えた20戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で戸部尚実騎手（10戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のチーティンハートに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5歳（2014年）

1月2日、中6週で迎えた21戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ジャッジ!CUP（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

1月28日、中3週で迎えた22戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、神奈川県馬主協会賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

2月12日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた23戦目は、一般C2七八（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から7kg戻して迎えた24戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた25戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のアレッジドリーズンをクビ差振り切って勝利数を11に伸ばす

7月3日、中2週で迎えた26戦目は、夏雲特別（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

7月23日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた27戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で瀧川寿希也騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

8月14日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた28戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、盛岡舟っこ流しレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

9月6日、中2週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた29戦目は、衣の滝レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

9月22日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた30戦目は、FM岩手杯（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた31戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、洋野町三大ラーメンレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、ブラックタイガーに交わされて9馬身差の2着となった。

11月2日、中3週で迎えた32戦目は、もみじ賞（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた33戦目は、ノベンバーカップ（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。