ミナミノウルフ（1994年生、母ワンダーセーハ）

ミナミノウルフ（1994年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時15歳）と交配したワンダーセーハが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）三宅牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方26戦9勝2着8回。主な勝ち鞍は1998年の’98フレンドリーサドル特別（6）(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

佐藤賢二厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1996年）

12月23日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は530kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイムトゥスペアから4馬身差の2着に敗北した。

3歳（1997年）

5月7日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のリスポンスグアンダに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月28日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦のベストステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったチョビから2馬身差の2着に敗北した。

10月23日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、3歳戦のベストステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のローマンスズカに6馬身の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

11月13日、中2週で迎えた5戦目は、霜月特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のドンボーイに7馬身の差をつけて3勝目を収める

11月26日、中1週で迎えた6戦目は、チドリ特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタサンシーズンから1馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中2週で迎えた7戦目は、シクラメン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（6戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のホクトアイガーに約14馬身の大差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（1998年）

1月4日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦の白富士特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオレゴンフォンテンに9馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

2月12日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、’98フレンドリースパー特別（2）（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で石崎隆之騎手（8戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のショウナンパレードに4馬身の差をつけて優勝

10月22日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg戻して迎えた10戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、’98フレンドリーサドル特別（4）（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

11月23日、中4週で迎えた11戦目は、’98フレンドリーサドル特別（5）（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、タケデンアタックに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月15日、中2週で迎えた12戦目は、’98フレンドリーサドル特別（6）（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（9戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエアタフゴングに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（1999年）

1月11日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の新春盃（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（10戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の睦月特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（11戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマキバスナイパーから1馬身半差の2着に敗北した。

3月16日、中6週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の京葉盃（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（12戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したインテリパワーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、ハンデ戦のダイヤモンド特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（13戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドラゴンジェイに5馬身の差をつけて制した。

4月28日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた17戦目は、ハンデ戦のメトロポリタン特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（14戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のよみうりランド皐月盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（15戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の千葉日報賞スプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（16戦8勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったコアレスフィールドに詰め切れず、4馬身差の2着に敗れた。

6歳（2000年）

5月4日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の千葉日報賞（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた21戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の万緑特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月28日、中8週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた22戦目は、ハンデ戦の盛夏特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の’00トワイライトカップ（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したケンチャムを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

9月6日、中2週で迎えた24戦目は、G3のさきたま杯（浦和ダート1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

7歳（2001年）

6月16日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から56kg増やして迎えた25戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

7月28日、中5週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。14着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた27戦目は、関越ステークス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた28戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のながつきステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

11月11日、中7週で馬体重を前走から23kg減らして迎えた29戦目は、舞木強騎手を鞍上に迎えて、百日草特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のレガシーオブヌビアに半馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

11月26日、中1週で迎えた30戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のばん阿賞（足利ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。