スマートインパルス（2007年生、母ホウヨウセゾン）

スマートインパルス（2007年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のスパイキュール（当時7歳）と交配したホウヨウセゾンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊洋牧場。戦績は、地方41戦12勝2着6回。2012年の東京記念(S2)に勝利した他、2011年の勝島王冠(S3)を制する活躍をした。その他にも重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2009年）

10月30日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、速いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスイートカフェを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月17日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦の龍珠特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るメイプルデジーノを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

12月7日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のベイサイドアイドル特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

3歳（2010年）

1月12日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

2月15日、中4週で迎えた5戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の碧空特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の啓蟄特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったリュウノボーイを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月31日、中2週で迎えた7戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

10月20日、約7か月の休み明けで迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、ブーゲンビレア特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

10月28日、連闘で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた10戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったフサイチフウジンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月29日、連闘で迎えた11戦目は、一般A4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のマコトバンクウをハナ差振り切って3勝目を掴み取った。

12月16日、中1週で迎えた12戦目は、伊吹賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったボニータシチーを3/4馬身捉え切れず2着となった。

12月21日、連闘で迎えた13戦目は、シクラメン特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブルーラピスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2011年）

1月1日、中1週で迎えた14戦目は、地方重賞の新春盃オープン（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

2月3日、中4週で迎えた15戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、節分賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた16戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、春光賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた17戦目は、爽春賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、トキワノマツカゼに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月18日、中5週で迎えた18戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、ホープフル賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた19戦目は、新緑賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた20戦目は、上田健人騎手を鞍上に迎えて、デネボラ賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた21戦目は、ゲンマ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上田健人騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、抜け出したケイアイスサノオに半馬身届かず2着となった。

7月1日、中2週で迎えた22戦目は、週刊ギャロップ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上田健人騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

7月11日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、デネブ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るベターフォーチュンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

8月3日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた24戦目は、盛夏賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のハイファイブをクビ差振り切って優勝

8月13日、中0週で迎えた25戦目は、サーフサイド賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のゴールドセントを半馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

8月30日、中1週で迎えた26戦目は、サマーメモリー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のラストキングを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

9月16日、中1週で迎えた27戦目は、ペルセウス賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のケイアイサンダーを半馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

10月13日、中3週で迎えた28戦目は、’11ムーンライトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた29戦目は、南関東地方競馬チャンネル賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（6戦5勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドセントを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

11月30日、中3週で迎えた30戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、S3の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のツルオカオウジをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

12月29日、中3週で迎えた31戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

5歳（2012年）

1月17日、中2週で迎えた32戦目は、ガーネット賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でA.ムンロ騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたコウギョウダグラス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

2月15日、中3週で迎えた33戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、S2の金盃（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた34戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、S3の東京スプリング盃（大井ダート1400m 曇/不良）に59kgの斤量を背負って出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月19日、中5週で迎えた35戦目は、’12ブリリアントカップ（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

8月1日、約3か月半の休み明けで迎えた36戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（7戦6勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

9月19日、中6週で迎えた37戦目は、S2の東京記念（大井ダート2400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（8戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスターシップを3/4馬身振り切って勝利数を12に伸ばす

10月24日、中4週で迎えた38戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（9戦7勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6歳（2013年）

3月6日、約4か月半の休養明けで迎えた39戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、S3の東京スプリング盃（大井ダート1400m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

4月9日、中4週で迎えた40戦目は、’13ブリリアントカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（10戦7勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

5月15日、中4週で迎えた41戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、S2の大井記念（大井ダート2600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。