ドリームメダリスト（2015年生、母ドリームマイウエイ）

ドリームメダリスト（2015年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時19歳）と交配したドリームマイウエイが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は堂島牧場。主な勝ち鞍は2020年のはだの丹沢クライミングパーク開設記念(一般A2 B1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

内田勝義厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2017年）

10月13日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。馬体重は525kg。4頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のヒコタロウをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

11月10日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦の紅葉特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

3歳（2018年）

1月3日、中7週で迎えた3戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の門松特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

6月13日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のムーンストーンフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた5戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のジェット賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のトミノヴェールに2馬身の差をつけて優勝

7月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の弾丸賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のトリプルキセキに4馬身の差をつけて順当に勝利した。

8月23日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のヒマワリ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るベニノエレガンスを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

9月11日、中2週で迎えた8戦目は、宅建協会川崎南支部青年部会杯（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のキモンクラブに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2019年）

1月29日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、獅子奮迅賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

2月25日、中3週で迎えた10戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一気呵成賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトリプルキセキに1馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4月3日、中4週で迎えた11戦目は、幸運の八幡平ドラゴンアイ記念（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のハクサンフレンチに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月16日、中5週で迎えた12戦目は、鎧袖一触賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（3戦3勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月12日、中3週で迎えた13戦目は、横濱アイス工房記念（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

7月23日、中5週で迎えた14戦目は、8月3日あつぎ鮎まつり大花火大会開催記念（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったフェイムをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

9月5日、中5週で迎えた15戦目は、伊勢原観光道灌まつり開催記念（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は町田直希騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、イノデライトに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中6週で迎えた16戦目は、津久井やまびこ祭り祈願記念（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のトリプルキセキに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月20日、中3週で迎えた17戦目は、トパーズスプリント特別（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（6戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

5歳（2020年）

1月2日、中5週で迎えた18戦目は、門松賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、カワナに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月29日、中3週で迎えた19戦目は、引退馬協会タイキシャトル賞（川崎ダート900m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（8戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のポッドギルをクビ差振り切って制した。

4月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、疾風迅雷賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（9戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のトリプルキセキをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

5月7日、中2週で迎えた21戦目は、閃光スプリント（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（10戦6勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月9日、中4週で迎えた22戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

8月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、はだの丹沢クライミングパーク開設記念（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（11戦6勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のナガタブラックを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

10月16日、中6週で迎えた24戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、英姿颯爽賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

11月13日、中3週で迎えた25戦目は、エスプリシーズ賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（12戦7勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた26戦目は、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（13戦7勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた27戦目は、雪月風花特別（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（14戦7勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。