オーディン（1989年生、母アルズアニー）

オーディン（1989年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のノーザンテースト（当時18歳）と交配したアルズアニーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方26戦10勝2着4回。1994年の平安ステークス(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

12月7日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

3歳（1992年）

11月23日、約11か月半の休み明けで迎えた2戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、4歳C3ハ（新潟(地)ダート1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のミスターキヨユーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（1993年）

4月11日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた3戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、一般C5ハ（三条ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のシンボリウイナーに1馬身の差をつけて久々の一戦を制した。

5月4日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、一般C5（三条ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のメインスターオーに1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

5月29日、中3週で迎えた5戦目は、一般C4（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のイチヨシハットに半馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月15日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3（新潟(地)ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のセンゴクスーパーに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月26日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2（新潟(地)ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（4戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のグリンヤードに2馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

8月16日、中6週で迎えた8戦目は、一般C1（三条ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（5戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のイチヨシハットに5馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

9月12日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、一般B3ロ（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（6戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のリュウテンに2馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

9月23日、中1週で迎えた10戦目は、阿部正義騎手を鞍上に迎えて、村杉ハンデ（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のホリナイスオーをアタマ差制して驚異の9連勝を決めた。

11月3日、中5週で迎えた11戦目は、新潟グランプリ（新潟(地)ダート2280m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（7戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月23日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、南部杯（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（8戦7勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウケイニセイからクビ差の2着となった。

12月12日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、新潟記念（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（9戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のイチヨシクイーンに3/4馬身の差をつけて10勝目を達成した。

5歳（1994年）

1月15日、中4週で迎えた14戦目は、G3の平安ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（10戦8勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、トーヨーリファールにクビ差交わされて2着となった。

4月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、仲春特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（11戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた16戦目は、金蹄賞（三条ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（12戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、晩春特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は榎伸彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに20kg減らして迎えた18戦目は、シーサイドオープン（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（13戦8勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

9月25日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた19戦目は、南部杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（14戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月3日、中5週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた20戦目は、新潟グランプリ（新潟(地)ダート2280m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（15戦8勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた21戦目は、越後特別（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（16戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったリードブライトンからクビ差の2着に甘んじた。

12月11日、中2週で迎えた22戦目は、新潟記念（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（17戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったレイクダービーから1馬身差の2着に敗北した。

6歳（1995年）

2月18日、中9週で迎えた23戦目は、G2のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（18戦8勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

4月29日、中9週で迎えた24戦目は、春暖特別（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（19戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、晩春特別（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（20戦8勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた26戦目は、朱鷺大賞典（新潟(地)ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（21戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月2日、中3週で迎えた27戦目は、津野総夫騎手を鞍上に迎えて、豊栄記念（新潟(地)ダート1800m 雨/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月13日、中5週で迎えた28戦目は、BSNオープン（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は榎伸彦騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

10月5日、中7週で迎えた29戦目は、錦秋特別（三条ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（22戦8勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったゲットタイカンから半馬身差の2着となった。

11月3日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、菊花特別（三条ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（23戦8勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7歳（1996年）

10月11日、約11か月半の休み明けで迎えた31戦目は、錦秋特別（三条ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（24戦8勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。