デスペハード（2001年生、母スカローバリー）

デスペハード（2001年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「快晴（西）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエリシオ（当時8歳）と交配したスカローバリーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方33戦15勝2着9回。2006年のマーチカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、白井民平から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

角田輝也厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2003年）

11月27日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュゴールド（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。馬体重は520kg。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のジーエスレインボーに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2004年）

6月12日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

7月19日、中4週で迎えた3戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったコーリンラヴィアンから2馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のダリア特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月18日、中5週で迎えた6戦目は、3歳戦のガーデン埠頭特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のベンテンヒカルに2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

11月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の定光寺特別（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールデンファンシに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月29日、中2週で迎えた8戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の尾頭橋特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のタイガートシイエーに1馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

12月21日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のトナカイ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったナシュータックから1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2005年）

1月3日、中1週で迎えた10戦目は、セントラルビデオおみくじ賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のスズカシャトルに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月16日、中1週で迎えた11戦目は、金の成る木特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったグローイングから3/4馬身差の2着に敗北した。

1月31日、中1週で迎えた12戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマツリダカレーをクビ差制して勝利を手中に収めた。

3月23日、中6週で迎えた13戦目は、ユカギルマンモス特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（9戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマグマサインをクビ差制して7勝目を手に入れた。

11月2日、約7か月半の休養明けで迎えた14戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホウライワールドに1馬身半の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

11月14日、中1週で迎えた15戦目は、静岡県畜産特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したルンタを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月7日、中2週で迎えた16戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒデノリュウオーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて9勝目を獲得した。

12月26日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、シクラメン特別（名古屋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るウイニングウインドを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて制した。

5歳（2006年）

1月4日、連闘で迎えた18戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、ケンタウロスカップ（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンキンエンプレスに1馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす

2月13日、中5週で迎えた19戦目は、一般A6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミサキノハンターに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月8日、中2週で迎えた20戦目は、地方重賞のマーチカップ（笠松ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したケンゴウザンを捕まえ切れず、9馬身差の2着に敗北した。

4月5日、中3週で迎えた21戦目は、房の国オープン（船橋ダート1600m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田稔騎手（10戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた22戦目は、あやめ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（8戦5勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月20日、中1週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた23戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、テレビ愛知オープン（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

6歳（2007年）

1月4日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg戻して迎えた24戦目は、ケンタウロスカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（9戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた25戦目は、角田先生日本新記録おめでとう（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（11戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた26戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（12戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイーストローレルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月12日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3 B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ラッキーソニックにハナ差交わされて2着に甘んじた。

3月5日、中2週で迎えた28戦目は、直くん・優衣ちゃん1周年記念（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（13戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のワタリアンバーに2馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす

3月12日、連闘で迎えた29戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアイゼンフースに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月22日、中9週で迎えた30戦目は、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（14戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（15戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るグローイングを驚異的な末脚で半馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

6月19日、中1週で迎えた32戦目は、南天特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（16戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったサカイヤオーセリナに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月7日、中6週で迎えた33戦目は、けいとう特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（17戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったグローイングに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた34戦目は、ダリア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（18戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた36戦目は、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（19戦8勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。