ホッコーメヴィウス（2016年生、母ホッコーメモリー）
Hokko Mevius
2016.04.15
ホッコーメヴィウス（2016年4月15日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時15歳）と交配したホッコーメモリーが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。2022年の東京ハイジャンプ(JG2)で2着に入った他、2022年の阪神ジャンプステークス(JG3)に勝利するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2019年）
1月27日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したユニコーンライオンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。
2月9日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。
3月2日、中2週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。
3月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。
4月21日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。
6月8日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、6着に終わった。
7月20日、中5週で迎えた7戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のノンストップをハナ差振り切って未勝利戦を制した。
8月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。
9月1日、中2週で迎えた9戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい16着に敗れた。
10月27日、中7週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスの寺泊特別（新潟芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は団野大成騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。
11月16日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラスの飯坂温泉特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。
12月8日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（4戦1勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では圧巻の末脚を繰り出し、4着に入った。
12月28日、中2週で迎えた13戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。
4歳（2020年）
5月24日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。
6月14日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。
6月27日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラスの出石特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず14着に終わった。
7月25日、中3週で迎えた17戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。
9月20日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。
10月25日、中4週で迎えた19戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。
11月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。
12月13日、中3週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のゲインスプレマシーに8馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。
5歳（2021年）
2月6日、中7週で迎えた22戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。
3月6日、中3週で迎えた23戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。5着を確保した。
3月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は黒岩悠騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルオフィールから2馬身半差の2着となった。
4月11日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝3200m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は難波剛健騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。
5月8日、中3週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は黒岩悠騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。3着に入った。
5月22日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウゴウリキに約12馬身の大差をつけて3勝目を掴み取った。
6月26日、中4週で迎えた28戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で黒岩悠騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったスマートアペックスからハナ差の2着に惜敗した。
7月31日、中4週で迎えた29戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒岩悠騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。
10月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で黒岩悠騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったラヴアンドポップから3/4馬身差の2着に敗北した。
11月13日、中3週で迎えた31戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で黒岩悠騎手（7戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。
6歳（2022年）
1月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた32戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で黒岩悠騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。
2月26日、中3週で迎えた33戦目は、春麗ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で黒岩悠騎手（9戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。
6月25日、約4か月の休み明けで迎えた34戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で黒岩悠騎手（10戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイティクレバーから6馬身差の2着に敗北した。
7月30日、中4週で迎えた35戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で黒岩悠騎手（11戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のゼノヴァースに3/4馬身の差をつけて悲願の重賞初制覇を果たした。
9月17日、中6週で迎えた36戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（中京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で黒岩悠騎手（12戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のアルーフクライに3馬身半の差をつけて2つ目の重賞タイトルを奪取した。
10月16日、中3週で迎えた37戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で黒岩悠騎手（13戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったゼノヴァースから2馬身差の2着に敗北した。
11月12日、中3週で迎えた38戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で黒岩悠騎手（14戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマサハヤドリームに7馬身の差をつけて3つ目の重賞タイトルを獲得した。
7歳（2023年）
6月24日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた39戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で黒岩悠騎手（15戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。9着に敗れた。
7月29日、中4週で迎えた40戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で黒岩悠騎手（16戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。9着に敗れた。
8月26日、中3週で迎えた41戦目は、小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で黒岩悠騎手（17戦4勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。
9月16日、中2週で迎えた42戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったジューンベロシティから2馬身差の2着となった。
10月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた43戦目は、東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルグロンから2馬身半差の2着となった。
8歳（2024年）
6月22日、約8か月半の休養明けで迎えた44戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。
7月27日、中4週で迎えた45戦目は、小牧加矢太騎手を鞍上に迎えて、新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサクセッションに半馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。
デビュー前
清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。
8月24日、デビュー戦は小牧加矢太騎手を鞍上に据えて、小倉サマージャンプ（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。5頭立ての2番ゲートからスタート。出走取消となった。