サクラメガワンダー（2003年生、母サクラメガ）
Sakura Mega Wonder
2003.03.25
サクラメガワンダー（2003年3月25日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時8歳）と交配したサクラメガが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）新和牧場。戦績は、中央平地29戦7勝2着4回。2009年の宝塚記念(G1)で2着に入った他、2009年の金鯱賞(G2)に勝利するなど、重賞4勝を挙げた。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 29戦7勝 [7-4-4-14/29]
- 総賞金国内
- 4億2,009万円
- 生年月日
- 2003年3月25日
- 出生国
- 日本
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牡
- 毛色
- 栗毛
- 厩舎
- 友道康夫栗東
- 馬主
- （株）さくらコマース
- 生産者
- （株）新和牧場
- 抹消情報
- 中央：2012年1月4日抹消
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
指数の推移（直近7走）
- 7
走
前 - 6
走
前 - 5
走
前 - 4
走
前 - 3
走
前 - 2
走
前 - 前
走
パフォーマンス分析
- 最高指数
- 勝利時最大着差国内
- 3馬身
ベストレース
- レース名
- ラジオたんぱ杯2歳ステークス
- 日付/馬齢
- 2005年12月24日/2歳
- コース
- 阪神芝2000m右
- 指数
- 着順
- 1着
- オッズ/人気
- 3.7倍/2番人気
- 馬番/頭数
- 7番/12頭
- 天候
- 曇4.5℃
- 馬場状態/馬場速度
- 良/極遅
- レースラップ
- 平均=12.1/ラスト=11.7
- レースペース
- スロー
- 通過順位
- 9-9-9-7
- 馬体重増減
- 472kg0
- 出走間隔
- 中1週
- 騎手斤量
- 安藤勝己55.0kg
血統
近親馬
※活躍馬のみ。7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Sir Gallahad＝Bull Dog | 7*7×7*7*7 | 3.9% |
| きS | Mumtaz Begum＝Mirza | 7*7 | 1.56% |
| 牡 | Hail to Reason | 4×4 | 12.5% |
| 牡 | Northern Dancer | 4×4 | 12.5% |
| 牡 | Nearco | 5*6*7*7×6*7 | 8.59% |
| 牡 | Bull Lea | 6×6*7 | 3.9% |
| 牡 | Pharos | 6*7×7*7 | 3.9% |
| 牡 | Native Dancer | 6*6×6 | 4.68% |
| 牡 | Mahmoud | 7×6*6*7*7 | 5.46% |
| 牡 | Hyperion | 7*7*7×6*7*7 | 5.46% |
| 牡 | Tourbillon | 7×6 | 2.34% |
| 牡 | Blue Larkspur | 7*7×7*7*7 | 3.9% |
| 牡 | Phalaris | 7×7 | 1.56% |
| 牡 | Khaled | 7×7 | 1.56% |
| 牝 | Almahmoud | 6×5*6 | 6.25% |
| 牝 | Lady Angela | 6×5*6 | 6.25% |
| 牝 | Lavendula | 7×6*7 | 3.12% |
| 牝M | Selene | 7*7 | 1.56% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- ロベルト系
- ファミリーナンバー
- 13-c
レース成績
経歴
デビュー前
友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2005年）
7月10日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入った。
8月6日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサイレントプライドに半馬身届かず2着となった。
11月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヴィクトリーランに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
12月10日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタマモサポートに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。
12月24日、中1週で迎えた5戦目は、2歳G3のラジオたんぱ杯2歳ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアドマイヤムーンをハナ差振り切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。
3歳（2006年）
3月5日、中9週で迎えた6戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。
4月16日、中5週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、6着に終わった。
5月28日、中5週で迎えた8戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。
10月8日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、G2の毎日王冠（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。
10月29日、中2週で迎えた10戦目は、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。
12月9日、中5週で迎えた11戦目は、G3の鳴尾記念（阪神芝1800m 外回り 小雨/良）に出走。鞍上はO.ペリエ騎手（1戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマルカシェンクを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って2つ目の重賞タイトルを掴み取った。
4歳（2007年）
1月6日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。
4月14日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。
6月3日、中6週で迎えた14戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、G1の安田記念（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。
7月22日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。
9月2日、中5週で迎えた16戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。
11月3日、中8週で迎えた17戦目は、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。鞍上はO.ペリエ騎手（2戦2勝）。17頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のブラックカフェに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。
11月25日、中2週で迎えた18戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
5歳（2008年）
1月5日、中5週で迎えた19戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。
4月26日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、オーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたオーシャンエイプス決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。
5月31日、中4週で迎えた21戦目は、G2の金鯱賞（中京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
6月29日、中3週で迎えた22戦目は、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。
10月12日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、G2の毎日王冠（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で福永祐一騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。
11月2日、中2週で迎えた24戦目は、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で福永祐一騎手（5戦0勝）。17頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、6着に終わった。
12月6日、中4週で迎えた25戦目は、G3の鳴尾記念（阪神芝1800m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で福永祐一騎手（6戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のナムラマースに3馬身の差をつけて同レース2勝目を挙げた。
6歳（2009年）
2月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、G2の京都記念（京都芝2200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で福永祐一騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したアサクサキングスにクビ差届かず2着に甘んじた。
5月30日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、G2の金鯱賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で福永祐一騎手（8戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のシャドウゲイトに1馬身半の差をつけて4つ目の重賞タイトルを獲得した。
6月28日、中3週で迎えた28戦目は、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で福永祐一騎手（9戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったドリームジャーニーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。
11月1日、約4か月の休養明けで迎えた29戦目は、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で福永祐一騎手（10戦2勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。