ベラミロード（1996年生、母ベラミスキー）
Belle-Ami Lord
1996.04.05
ベラミロード（1996年4月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。2000年にNARグランプリ年度代表馬、最優秀牝馬及び最優秀短距離馬を受賞した。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアレミロード（当時13歳）と交配したベラミスキーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内酒井牧場。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方22戦17勝2着2回。2000年の東京盃(G2)に勝利した他、1999年のユニコーンステークス(G3)で2着に入るなど、重賞2勝を挙げた。
経歴
デビュー前
室井康雄厩舎（宇都宮）へ入厩。
2歳（1998年）
7月15日、デビュー戦は内田利雄騎手を鞍上に据えて、2歳戦のしもつけ若駒（宇都宮ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は425kg。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のロメオアルマーニに約19馬身の大差をつけて初白星を挙げた。
10月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた2戦目は、3歳（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のイシノトップランに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
11月4日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦の若駒特別（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のロメオアルマーニに6馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。
12月2日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のカネシンライズに6馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。
3歳（1999年）
1月31日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳戦の紅梅特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田利雄騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のヴィーナメロディに約15馬身の大差をつけて土付かずの5連勝を決めた。
3月20日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 雨/不良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で内田利雄騎手（5戦5勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。
5月3日、中5週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞のしもつけさつき賞（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田利雄騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルブリッジに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
5月29日、中3週で迎えた8戦目は、アマリリス特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田利雄騎手（7戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のオトコマエに約13馬身の大差をつけて7勝目をマークした。
6月27日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の北関東ダービー（宇都宮ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で内田利雄騎手（8戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のメップダイオーに9馬身の差をつけて8勝目を手中に収めた。
7月22日、中3週で迎えた10戦目は、文月特別（宇都宮ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で内田利雄騎手（9戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のセントリックに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
8月29日、中4週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のしもつけ スプリンターズカップ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は11戦連続で内田利雄騎手（10戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサファリテュラムに約22馬身の大差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
10月2日、中4週で迎えた12戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で内田利雄騎手（11戦10勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ゴールドティアラに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。
11月7日、中4週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のしもつけ菊花賞（宇都宮ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で内田利雄騎手（12戦10勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のケーオーボーイに3馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす
12月5日、中3週で迎えた14戦目は、二荒賞（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で内田利雄騎手（13戦11勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のエムジーシューマに3馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす
4歳（2000年）
5月3日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、地方重賞の八汐賞（宇都宮ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で内田利雄騎手（14戦12勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったイヴニングスキーから2馬身差の2着に敗北した。
5月28日、中3週で迎えた16戦目は、地方重賞のカネユタカオー記念（宇都宮ダート1500m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は16戦連続で内田利雄騎手（15戦12勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のトレビアンに6馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす
7月2日、中4週で迎えた17戦目は、天の川特別（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で内田利雄騎手（16戦13勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトレビアンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
7月30日、中3週で迎えた18戦目は、吾妻小富士オープン（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で内田利雄騎手（17戦14勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、4着に終わった。
9月27日、中7週で迎えた19戦目は、G2の東京盃（大井ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は19戦連続で内田利雄騎手（18戦14勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセレクトグリーンに5馬身の差をつけて重賞ウィナーの称号を手に入れた。
11月12日、中6週で迎えた20戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で内田利雄騎手（19戦15勝）。15頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。
5歳（2001年）
1月11日、中8週で迎えた21戦目は、新春特別（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は21戦連続で内田利雄騎手（20戦15勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のイヴニングスキーに6馬身の差をつけて制した。
1月31日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は22戦連続で内田利雄騎手（21戦16勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り込んで、最後は2着のセクシーディナーをクビ差振り切って2つ目の重賞タイトルを掴み取った。
3月25日、中7週で迎えた23戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は23戦連続で内田利雄騎手（22戦17勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。
5月4日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、地方重賞の八汐賞（宇都宮ダート2000m 晴/良）に牝馬ながら57.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は24戦連続で内田利雄騎手（23戦17勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったカヌマオペラオーから3馬身差の2着に敗北した。
12月10日、約7か月半の休み明けで迎えた25戦目は、G3のとちぎマロニエカップ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で内田利雄騎手（24戦17勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。9着に敗れた。
12月31日、中2週で迎えた26戦目は、青木秀之騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の平成13年度とちぎ大賞典（宇都宮ダート2000m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。10着に敗れた。
6歳（2002年）
1月23日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は内田利雄騎手（25戦17勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。