コスモシーウルフ（2020年生、母コスモピーコック）

コスモシーウルフ（2020年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+潜水艦の名前より」。毛色は芦毛。種牡馬のゴールドシップ（当時11歳）と交配したコスモピーコックが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳。

経歴

デビュー前

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月17日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた2戦目は、C.ホー騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝2000m 晴/重）に出走。5頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた3戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は一杯になって11着に終わった。

3歳（2023年）

2月19日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。

5月14日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のミオファーストに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月28日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた9戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオケインに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月18日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の佐々連尾山特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で上田将司騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で上田将司騎手（4戦2勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマクギリスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月30日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の倉兼騎手お疲れ様特別（高知ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で上田将司騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコパノシャンソンに4馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

8月20日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で上田将司騎手（6戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、モイルに交わされて1馬身差の2着となった。

9月3日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で上田将司騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したミオファーストにアタマ差届かず2着に甘んじた。

9月18日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で上田将司騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた17戦目は、シオン特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で上田将司騎手（9戦3勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

10月21日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で上田将司騎手（10戦3勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた19戦目は、みっちゃんガンバ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で上田将司騎手（11戦3勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったダノンダンサーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月18日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で上田将司騎手（12戦3勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

12月2日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた21戦目は、C3-10（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で上田将司騎手（13戦3勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた22戦目は、高知県山茶花特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で上田将司騎手（14戦3勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、シャフトオブライトに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月31日、中1週で迎えた23戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4歳（2024年）

1月9日、連闘で迎えた24戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヴァイタリティに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

1月21日、中1週で迎えた25戦目は、えひめまどんな特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は上田将司騎手（15戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のストロベリーツーをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

2月6日、中1週で迎えた26戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、クロッカス特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

2月27日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた27戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は塚本雄大騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のフィアレスハートをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

3月10日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったゲンパチマイティーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月24日、中1週で迎えた29戦目は、春暖特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本雄大騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月20日、中3週で迎えた30戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（高知ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアバグネイルに1馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

5月18日、中3週で迎えた31戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、小満特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアルママに2馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。

6月16日、中1週で迎えた33戦目は、テナガエビ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のリュウノヴィグラスに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月15日、中3週で迎えた34戦目は、琴ヶ浜特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた35戦目は、早明浦ダム特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、モメントグスタールに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月8日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた36戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、鳥居杉特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ロッキーサンダーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月20日、中3週で迎えた38戦目は、夫婦岩特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた39戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に敗れた。