ホウライミサイル（2003年生、母ネオブラボー）

ホウライミサイル（2003年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ミサイル」。毛色は鹿毛。種牡馬のデヒア（当時12歳）と交配したネオブラボーが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）絵笛牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方13戦8勝2着2回。2006年の東海ダービー(地方重賞)に勝利した他、2006年の駿蹄賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤ヶ崎一男厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2005年）

11月18日、デビュー戦は宇都英樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュゴールド（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテラノシンゴンに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2006年）

2月26日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳戦の豊橋・吉田城特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の鶴舞公園特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のファイトカンガルーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマウタンに5馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

6月9日、中4週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスマイリングフィルに5馬身の差をつけて制した。

7月12日、中4週で迎えた8戦目は、3歳G1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（5戦2勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

10月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、さざんか特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したガッツホーラーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月21日、中9週で迎えた10戦目は、一般A4（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヒルノキセキを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

4歳（2007年）

2月18日、中7週で迎えた11戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田稔騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のペアーネオに4馬身の差をつけて優勝

12月6日、約9か月半の休養明けで迎えた12戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田稔騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテラノハイトップを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月26日、中2週で迎えた13戦目は、師走特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で吉田稔騎手（10戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテラノハイリーフを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5歳（2008年）

1月13日、中2週で迎えた14戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、山羊座特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた15戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のゴールデンペガサスに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。