キムタツアンテール（1995年生、母リスクシャドー）

キムタツアンテール（1995年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラグビーボール（当時12歳）と交配したリスクシャドーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は吉田光政。戦績は、地方23戦10勝2着5回。1997年のサラブレッド3歳優駿(地方重賞)に勝利した他、1998年のサラブレッド大賞典(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

青山義明厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（1997年）

10月28日、デビュー戦は中川雅之騎手を鞍上に据えて、3歳（金沢ダート900m 晴/不良）に出走。馬体重は493kg。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマジックショットに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月11日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のウエストイーグルに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

11月23日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のブラックジョイナーに9馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

12月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマトバイアモンに5馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

12月28日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のサラブレッド3歳優駿（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のウエストイーグルに7馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

3歳（1998年）

1月4日、連闘で迎えた6戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のレットコバンに4馬身の差をつけて無傷の6連勝を決めた。

4月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（6戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた8戦目は、チューリップ賞（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で中川雅之騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、イケズキスターに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月11日、中1週で迎えた9戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で中川雅之騎手（8戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスマイリートムをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

5月24日、中1週で迎えた10戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で中川雅之騎手（9戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオーゴンカイオーに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

6月23日、中3週で迎えた11戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で中川雅之騎手（10戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るホクトサクセスを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

7月5日、中1週で迎えた12戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、オールジャパンリーディングジョッキー（金沢ダート1900m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したディーゲバルトを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月3日、中3週で迎えた13戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（11戦9勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブラックバーンに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月16日、中1週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（12戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リードジャイアンツに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月27日、中5週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞のサラブレッドチャレンジカップ（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（13戦10勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた16戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（14戦10勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ビッグコマンドにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月25日、中1週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（15戦10勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リードジャイアンツに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月8日、中1週で迎えた18戦目は、日刊スポーツ杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（16戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた19戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（17戦10勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

4歳（1999年）

9月30日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた20戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、樽前山特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月1日、中4週で迎えた21戦目は、薮口一麻騎手を鞍上に迎えて、マルチグレート特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月22日、中2週で迎えた22戦目は、千秋特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で薮口一麻騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月14日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、マルチホース特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で薮口一麻騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。