アルサトワ（2017年生、母ポップアイコン）

アルサトワ（2017年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ドバイの地名」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時10歳）と交配したポップアイコンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。2022年の大阪城ステークス(オープンハンデ)に勝利した他、2022年のポートアイランドステークス(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

12月15日、デビュー戦はW.ビュイック騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3歳（2020年）

1月18日、中4週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のシルヴィスに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月9日、中2週で迎えた3戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

3月21日、中5週で迎えた4戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のポタジェに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

7月5日、中3週で迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月12日、中9週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの木曽川特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの高雄特別（京都芝2400m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

4歳（2021年）

2月14日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のオールザワールドに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

3月13日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月2日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスの関ケ原ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（6戦2勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

11月13日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの岸和田ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

12月12日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスのオリオンステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（8戦2勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

5歳（2022年）

2月12日、中8週で迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスの但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（9戦2勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はカイザーバローズと並んで1着同着となった。

3月6日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（10戦3勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一寸刻みに前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のカレンシュトラウスを半馬身振り切って5勝目を獲得した。

5月8日、中8週で迎えた16戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。

10月2日、約5か月の休養明けで迎えた17戦目は、ポートアイランドステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（11戦4勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて、最後は2着のヴィジュネルを3/4馬身振り切って久しぶりの一戦を物にした。

10月22日、中2週で迎えた18戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、G2の富士ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

6歳（2023年）

1月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、ハンデG3の京都金杯（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（12戦5勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。

2月19日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（13戦5勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた21戦目は、Jpn3の名古屋大賞典（名古屋ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（14戦5勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

5月14日、中7週で迎えた22戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた23戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの三宮ステークス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。

7月30日、中6週で迎えた24戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、M2のせきれい賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

8月13日、中1週で迎えた25戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、M3のいしがきマイラーズオープン（盛岡芝1600m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

8月29日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた26戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、すずらん賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったマイネルアストリアに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月9日、中5週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた27戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、Jpn1のマイルチャンピオンシップ南部杯（Road to JBC）（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた28戦目は、OROターフ特別（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

7歳（2024年）

1月3日、中9週で迎えた29戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた30戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、S2の金盃（大井ダート2600m 晴/重）に出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた31戦目は、品川オープン（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた32戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、S3のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず12着に終わった。

3月31日、中4週で迎えた33戦目は、M3の白嶺賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

7月8日、約3か月半の休養明けで迎えた34戦目は、小暑特別（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた35戦目は、M3のいしがきマイラーズオープン（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着を確保した。

11月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた36戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、片町クリスマスツリー特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい6着に終わった。