オオギリセイコー（1997年生、母ハラセイコー）

オオギリセイコー（1997年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時10歳）と交配したハラセイコーが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方52戦15勝2着5回。2000年に黒潮皐月賞、高知優駿及び黒潮菊花賞を制して高知三冠を達成するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オリエント牧場から「北海道7月特別市場サラブレッド2歳」に上場され、須内久子によって955.5万円で落札された。

浜田隆憲厩舎（高知）へ入厩。

2歳（1999年）

8月23日、デビュー戦は北野真弘騎手を鞍上に据えて、3歳（高知ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は531kg。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマツノクイーンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月4日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（高知ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のソシアルピンクに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

9月19日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（高知ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のカツゼアヒカルに1馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

10月4日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（高知ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（3戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のカツゼアヒカルに3馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

10月30日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳（高知ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（4戦4勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトサノジーニアスに2馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

11月24日、中3週で迎えた6戦目は、2歳ハンデG3の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で北野真弘騎手（5戦5勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。4着を確保した。

12月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で北野真弘騎手（6戦5勝）。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のソシアルピンクに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月29日、中1週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞の3才優駿・金の鞍賞（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で北野真弘騎手（7戦6勝）。5頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のソシアルピンクに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3歳（2000年）

1月16日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で北野真弘騎手（8戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアプロディールに3馬身の差をつけて8勝目を奪取した。

2月5日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、如月特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で北野真弘騎手（9戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のプリフィーマインドに半馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月18日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は11戦連続で北野真弘騎手（10戦9勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

4月17日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で北野真弘騎手（11戦9勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったマチカネホシマツリから1馬身半差の2着に敗北した。

4月30日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で北野真弘騎手（12戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るソシアルピンクを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月14日、中1週で迎えた14戦目は、一般A4（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で北野真弘騎手（13戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた15戦目は、3歳G3の名古屋優駿（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で北野真弘騎手（14戦10勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で北野真弘騎手（15戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のソシアルピンクに8馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

7月16日、中1週で迎えた17戦目は、佐賀町かつおときのこ特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で北野真弘騎手（16戦11勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた18戦目は、地方重賞の建依別賞（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で北野真弘騎手（17戦11勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた19戦目は、グラジオラス特別（高知ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で北野真弘騎手（18戦11勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた20戦目は、一般A3（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は20戦連続で北野真弘騎手（19戦11勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサダムリュウをハナ差制して勝利数を12に伸ばす

9月30日、中1週で迎えた21戦目は、宿毛市寒蘭特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は21戦連続で北野真弘騎手（20戦12勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマチカネホシマツリを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

10月15日、中1週で迎えた22戦目は、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で北野真弘騎手（21戦12勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビッグチェイサーに1馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす

11月5日、中2週で迎えた23戦目は、地方重賞の珊瑚冠賞（高知ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は23戦連続で北野真弘騎手（22戦13勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた24戦目は、地方重賞の黒潮マイルチャンピオンシップ（高知ダート1600m 晴/稍重）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は24戦連続で北野真弘騎手（23戦13勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったウォーターダグにねじ伏せられてアタマ差の2着となった。

12月10日、中1週で迎えた25戦目は、だるま夕陽特別（高知ダート1400m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は25戦連続で北野真弘騎手（24戦13勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた26戦目は、地方重賞の高知県知事賞（高知ダート2400m 曇/重）に出走。鞍上は26戦連続で北野真弘騎手（25戦13勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2001年）

1月28日、中3週で迎えた27戦目は、地方重賞の黒潮スプリンターズカップ（高知ダート1400m 曇/不良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は27戦連続で北野真弘騎手（26戦13勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた28戦目は、一般A2（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は28戦連続で北野真弘騎手（27戦13勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウタイカンから3馬身差の2着となった。

3月4日、中1週で迎えた29戦目は、桃月特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は29戦連続で北野真弘騎手（28戦13勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた30戦目は、G3の黒船賞（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は30戦連続で北野真弘騎手（29戦13勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた31戦目は、地方重賞の二十四万石賞（高知ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は31戦連続で北野真弘騎手（30戦13勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

4月30日、中1週で迎えた32戦目は、鏡川特別（高知ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は32戦連続で北野真弘騎手（31戦13勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた33戦目は、吉川村天然色劇場特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は33戦連続で北野真弘騎手（32戦13勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月16日、中4週で迎えた34戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、中土佐町双名ヶ浦浜びらき特別（高知ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったイブキブラックマンから2馬身半差の2着に敗北した。

7月7日、中2週で迎えた35戦目は、四万十特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（33戦13勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた36戦目は、横浪特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（34戦13勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた37戦目は、一般A（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（35戦13勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のカコイサンデーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月3日、中2週で迎えた38戦目は、中追渓谷特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（36戦14勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた39戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、長浜特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた40戦目は、足摺特別（高知ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（37戦14勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた41戦目は、徳島県うずしお特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（38戦14勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた42戦目は、地方重賞の珊瑚冠賞（高知ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は花本正三騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた43戦目は、一般A（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（39戦14勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月15日、中2週で迎えた44戦目は、一般A（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（40戦14勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラロンシャンに3/4馬身の差をつけて勝利数を15に伸ばす

12月31日、中1週で迎えた45戦目は、地方重賞の高知県知事賞（高知ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2002年）

1月20日、中2週で迎えた46戦目は、三原村すずり特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた47戦目は、緒方洋介騎手を鞍上に迎えて、だるま夕陽特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた48戦目は、明神繁正騎手を鞍上に迎えて、龍河洞特別（高知ダート1800m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた49戦目は、一般A（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は北野真弘騎手（41戦15勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた50戦目は、地方重賞の二十四万石賞（高知ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた51戦目は、鏡川特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（42戦15勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月12日、連闘で迎えた52戦目は、雲の上のまち梼原特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（43戦15勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた53戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、エメラルド特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。