パー（2019年生、母ラフォルトゥナ）

パー（2019年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のセレスハント（当時14歳）と交配したラフォルトゥナが21歳のときに産んだ14番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社大作ステーブル。2023年の園田FCスプリント(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐久間雅貴厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2021年）

10月26日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したミラクルジャスミンに半馬身届かず2着に敗北した。

12月16日、中6週で迎えた2戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のタンバグリに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2022年）

1月4日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ローグネイションにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

1月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳A B（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ローグネイションに交わされて2馬身半差の2着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた5戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳B（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のジューンピンクマンに3馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月10日、中2週で迎えた6戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の兵庫ユースカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月19日、中9週で迎えた7戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳A B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスマイルエムに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月22日、中4週で迎えた8戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアンサンを半馬身振り切って断然人気に応えた。

8月28日、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

10月26日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マンテーニャに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月23日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のカトゥールをクビ差振り切って断然人気に応えた。

12月21日、中3週で迎えた12戦目は、トゥインクルファンファーレ賞（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のインヴァネスに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2023年）

1月12日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、トリニティノットに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

1月31日、中2週で迎えた14戦目は、朝来市岩津ねぎ特別（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（6戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のギユウをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

3月15日、中5週で迎えた15戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、がんばれ!近畿の酪農応援賞（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた16戦目は、穀雨特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

5月25日、中5週で迎えた17戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、丹波篠山茶特別（園田ダート820m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた18戦目は、地方重賞の園田FCスプリント（園田ダート820m 曇/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（7戦5勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったメイプルシスターに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月25日、中4週で迎えた19戦目は、地方重賞の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（8戦5勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

8月30日、中4週で迎えた20戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、いい味出してる。淡路ビーフ（園田ダート1230m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

10月19日、中6週で迎えた21戦目は、日本酒で乾杯のまち多可町特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（9戦5勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

11月22日、中4週で迎えた22戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（10戦5勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

12月31日、中5週で迎えた23戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、カウントダウン2024賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

5歳（2024年）

1月24日、中2週で迎えた24戦目は、初夢賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた25戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、梅見月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた26戦目は、朧月賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月18日、中2週で迎えた27戦目は、虎ノ門賞（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったナックサンライズに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

4月8日、中2週で迎えた28戦目は、プリマヴェーラ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤洋一騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた29戦目は、カフェ・ド・パリ賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で安藤洋一騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

5月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、薫風賞（大井ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で安藤洋一騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

6月5日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた31戦目は、谷内貫太騎手を鞍上に迎えて、ゲンマ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた32戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、小石川賞（大井ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のゴールドジャッジを半馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

7月11日、中1週で迎えた33戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ベガ賞（大井ダート1000m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。