第70回 ダイヤモンドステークス (G3)

レース展開

ロサグラウカが隊列を引き連れる展開、その半馬身後ろにバレリオが続く

ロサグラウカが先陣を切る形となり、体半分のリードで一団を引っ張っていく。2番手にバレリオが続く。その後ろ、ダノンキングダムが3番手の絶好位につける。先団後ろのポジションにいるのはオセアグレイトとアドマイヤジャスタ。その1馬身後ろ、ヴァントシルムとウインテンダネスは中団前寄り。ポポカテペトルとレノヴァールは中団馬群の真ん中付近を併走。少し離れて、リッジマンとミライヘノツバサは中団後方の位置取り。タイセイトレイルは後方5番手に待機して機をうかがう。サトノティターンは後方4番手で前の動きを静観。後方3番手で折り合いに専念するのはメイショウテンゲン。2馬身以上空いて、後方2番手の位置で力を温存するのはステイブラビッシモ。少し離れたどん尻にタガノディアマンテがいる隊列で最初のコーナーを通過。

ダイヤモンドS、ミライヘノツバサが最低評価を覆す様な渾身の走りで波乱を演出

先頭はロサグラウカでリードは1馬身。単独の2番手にオセアグレイトが続く。そのあと、ポポカテペトル、ヴァントシルム、アドマイヤジャスタ、レノヴァールらが3番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、中団後方にいた16番人気のミライヘノツバサが次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後はグイグイと追い迫ったメイショウテンゲンをハナ差で抑え込み勝利した。2着のメイショウテンゲンから5馬身差の3着には、2番手の位置から息の長い末脚を繰り出した2番人気のオセアグレイトが入った。そこからハナ差遅れた4着には、好位で直線を迎えたレノヴァールが入線、さらに3馬身差の5着には、中団前目にいたタイセイトレイルが食い込んだ。1番人気のタガノディアマンテは最後方にいたが前に届かず7着に敗れた。