第43回 エリザベス女王杯 (G1)

レース展開

クロコスミアが全馬を率いる展開、そのあとを追走するミスパンテール

クロコスミアが逃げる恰好となり、リードを1馬身ほど確保して集団を引っ張っていく。単独の2番手にミスパンテールが続く。その直後、プリメラアスールとカンタービレが3番手の好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはモズカッチャンとノームコア。その1馬身後ろ、フロンテアクイーンは中団前め。レッドジェノヴァ、リスグラシュー、コルコバードらは中団馬群の真ん中あたりを併走。2馬身以上空いて、レイホーロマンスは中団後方の位置。ヴァフラームとエテルナミノルは後方5番手で進出の機を待つ。後方5番手でじっくりと折り合いに専念するのはアドマイヤリードとワンブレスアウェイ。後方2番手の位置でゆったりと構えるのはスマートレイアー。しんがりにハッピーユニバンスがいる隊列で最初のコーナーを通過。

エリザベス女王杯、リスグラシューがビュッと切れる決め脚を披露して中距離女王の座を奪取

先頭はクロコスミアでリードは2馬身以上。単独の2番手にミスパンテールが続く。そのすぐ後ろ、プリメラアスールとノームコアが3番手。1馬身離れて、モズカッチャンとカンタービレが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、依然として先頭で粘り続けるクロコスミア。そのまま押し切るかに思われたが、中団にいたリスグラシューが鬼脚を炸裂させてクロコスミアを交わすと、最後はクビ差先着してトップでゴールに飛び込んだ。2着のクロコスミアから3馬身差の3着には、先行勢の後ろの位置からじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張った1番人気のモズカッチャンが入った。そこからクビ差遅れた4着には、中団前目で直線を迎えたレッドジェノヴァが入線、さらにクビ差の5着には、好位にいた2番人気のノームコアが食い込み、さらにそこからクビ差の6着にはカンタービレが入った。