第80回 桜花賞 (G1)

レース展開

スマイルカナが一団を引っ張る形、半馬身離れた2番手にレシステンシアが取り付く

スマイルカナがハナに立つ形となり、半馬身のリードで集団を牽引。2番手にレシステンシアが続く。そのすぐ後ろ、ナイントゥファイブ、マルターズディオサ、ミヤマザクラ、ヤマカツマーメイドらが3番手の好位につける。その1馬身後ろ、サンクテュエール、ウーマンズハート、クラヴァシュドールらは中団前目。リアアメリア、インターミッション、エーポスらは中団後方の位置取り。デアリングタクトは後方6番手で前方各馬をうかがいながらの競馬。ケープコッドは後方5番手に控えて前方各馬を見ながらの競馬。後方5番手で腰を据えて折り合い重視で運ぶのはフィオリキアリとマジックキャッスル。少し空いて、後方2番手の位置で力を溜めるのはヒルノマリブ。少し離れたシンガリにチェーンオブラブがいる隊列で最初のコーナーを通過。

桜花賞、デアリングタクトがパワフルな末脚を弾けさせて桜の女王の称号を勝ち取る

先頭はスマイルカナでリードは半馬身。2番手にレシステンシアが続く。その少し後ろ、マルターズディオサとヤマカツマーメイドが3番手。先行勢から少し離れたところにナイントゥファイブ、サンクテュエール、ウーマンズハートらが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、2番手から抜け出したのは1番人気のレシステンシア。そのまま押し切るかに思われたが、中団後方にいた2番人気のデアリングタクトが次元の違う末脚を炸裂させ前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は後続に1馬身半の差をつけて勝利を手にした。2着には、2番手の位置から持ち味のタフネスで最後まで崩れずに走り抜いた1番人気のレシステンシアが続き、2着と1馬身3/4差の3着には、逃げ粘ったスマイルカナが入った。そこから1馬身遅れた4着には、後方6番手で直線を迎えたクラヴァシュドールが入線、さらに3/4馬身差の5着には、中団前目にいたミヤマザクラが食い込み、さらにそこからハナ差の6着にはサンクテュエールが入った。