ニッケルスイソ（1997年生、母アラマサパーク）

ニッケルスイソ（1997年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時5歳）と交配したアラマサパークが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）アラキファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方39戦16勝2着6回。2001年の以上山城大賞典(地方重賞)に勝利した他、2000年のすみれ賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

太田勝雄厩舎（上山）へ入厩。

2歳（1999年）

7月26日、デビュー戦は前野幸一騎手を鞍上に据えて、3歳A3（上山ダート1250m 晴/良）に出走。馬体重は475kg。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のトーヨーマーメイドに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月3日、中9週で迎えた2戦目は、佐藤雅彦騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の東北ジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月6日、中4週で迎えた3戦目は、3歳500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

11月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳A1（上山ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトウホータイトルに半馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月12日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた5戦目は、2歳地方重賞の東北サラブレッドチャンピオン（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3歳（2000年）

4月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳A1（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月19日、中3週で迎えた7戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の新潟ダービー（新潟(地)ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた8戦目は、4歳A（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のレースオブライフに7馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

6月18日、中1週で迎えた9戦目は、4歳A1（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったミカワウエスタンから1馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中1週で迎えた10戦目は、4歳A（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったミカワウエスタンから1馬身半差の2着に敗北した。

7月23日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

10月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の勿来特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた13戦目は、4歳A（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアルカンニシキに4馬身の差をつけて4勝目をマークした。

11月12日、中1週で迎えた14戦目は、一般B3イ（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったセタノスターから1馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中1週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞のすみれ賞（上山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（7戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のベニバナキングに2馬身の差をつけて5勝目をゲットした。

12月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般B1ロ（上山ダート1500m 雪/重）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のピンダロスに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

4歳（2001年）

4月22日、約4か月半の休み明けで迎えた17戦目は、ポセイドン特別（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマイグッドワンダーに2馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

5月31日、中5週で迎えた18戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、北海道はまなす賞（札幌(地)ダート1700m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマノジェネラスをハナ差制して破竹の4連勝を決めた。

7月1日、中3週で迎えた19戦目は、ルビー特別（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタワールドをクビ差制して怒涛の5連勝を決めた。

7月20日、中2週で迎えた20戦目は、G3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は前野幸一騎手（8戦5勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた21戦目は、地方重賞の花笠まつり賞（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（9戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったセタノキングから6馬身差の2着に敗北した。

9月4日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、一般A（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（10戦5勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアイスハーケンに5馬身の差をつけて10勝目を達成した。

9月18日、中1週で迎えた23戦目は、地方重賞の以上山城大賞典（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（11戦6勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のセタノキングに1馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす

10月16日、中3週で迎えた24戦目は、G3のさくらんぼ記念（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で前野幸一騎手（12戦7勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた25戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、G3の朱鷺大賞典（新潟(地)ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月12日、連闘で迎えた26戦目は、須田英之騎手を鞍上に迎えて、いで湯特別（上山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のセントアトラスに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月11日、中3週で迎えた27戦目は、地方重賞の山形記念樹氷賞（上山ダート2300m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で須田英之騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（2002年）

4月18日、約4か月半の休養明けで迎えた28戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の卯月特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦のよみうりランド皐月盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

11月11日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、一般A1（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月25日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた31戦目は、西康志騎手を鞍上に迎えて、一般A1（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、地方重賞の早池峰賞（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は草地保隆騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

6歳（2003年）

6月26日、約6か月半の休養明けで迎えた33戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

7月4日、連闘で迎えた34戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

9月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヤスミダブリンをアタマ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

10月12日、中1週で迎えた36戦目は、ドリーミーナイト賞（大井ダート1790m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のケージーローズに1馬身の差をつけて優勝

11月5日、中2週で迎えた37戦目は、フェアリーテール賞（大井ダート1790m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシュイベモアに2馬身半の差をつけて勝利数を15に伸ばす

11月25日、中2週で迎えた38戦目は、ハンデ戦のノベンバー賞（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

7歳（2004年）

5月22日、約6か月の休み明けで迎えた39戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、プロキオン賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヤマニンデュークを半馬身振り切って久しぶりの一戦を制した。

6月10日、中2週で迎えた40戦目は、’04メトロポリタンジューンカップ（大井ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、メジログリーンに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

7月6日、中3週で迎えた41戦目は、ミルキーウェイ賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、タカオライアンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月23日、中1週で迎えた42戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’04サマーナイトカップ（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。