ミョウジントップ（1986年生、母ミスクジラナミ）

ミョウジントップ（1986年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタマトツプ（当時9歳）と交配したミスクジラナミが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はハヤシファーム。戦績は、中央平地26戦3勝2着7回。1988年の朝日杯3歳ステークス(G1)で3着に入った他、1988年の京成杯3歳ステークス(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

西塚安夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

7月23日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 小雨/重）に出走。馬体重は418kg。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はビフォアドーンと並んで1着同着となった。

9月4日、中5週で迎えた2戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟3歳ステークス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月16日、中5週で迎えた3戦目は、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したサクラメグミを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

11月13日、中3週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京成杯3歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月18日、中4週で迎えた5戦目は、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3歳（1989年）

1月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したスピークリーズンにアタマ差届かず2着に甘んじた。

6月4日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

8月13日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1400万下の新潟日報賞（新潟芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

9月24日、中5週で迎えた9戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦でオープンの東京スポーツ杯（東京芝2400m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた11戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた12戦目は、ディセンバーステークス（中山芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

4歳（1990年）

8月12日、約8か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

9月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月4日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（7戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（8戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキオイサスケを圧倒的な末脚で半馬身差し切って久々に勝利を挙げた。

12月16日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上900万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタモンテンをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

5歳（1991年）

1月15日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた18戦目は、5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（10戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（11戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた20戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコクサイロイヤルにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

4月21日、中7週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（12戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたコンペティション決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の八ヶ岳特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（13戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた23戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の秋川特別（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったクラシックダンサーにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

7月6日、中4週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の織姫賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（14戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったスガノプリンスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、4歳以上900万下の松前特別（函館芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったメジロティファニーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7歳（1993年）

1月9日、約17か月の休養明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた26戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず16着に終わった。