アルゼンチンタンゴ（1989年生、母マイア）

Argentine Tango

1989.03.07

アルゼンチンタンゴ（1989年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリアルシヤダイ（当時10歳）と交配したマイアが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地13戦6勝2着3回。1996年の新潟記念(ハンデG3)で3着に入った他、1996年のBSNオープン(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

プロフィール

基本情報

• 通算成績: 13戦6勝 [6-3-2-2/13]
• 総賞金 国内: 1億480万円
• 生年月日: 1989年3月7日
• 出生国: 日本
• 品種: サラブレッド
• 性別: 牡
• 毛色: 黒鹿毛
• 厩舎: 渡辺栄 栗東
• 馬主: （有）社台レースホース
• 生産者: 社台ファーム
• 抹消情報: 中央抹消

指数の推移（直近7走）

• 7
  走
  前
• 6
  走
  前
• 5
  走
  前
• 4
  走
  前
• 3
  走
  前
• 2
  走
  前
• 前
  走

パフォーマンス分析

• 勝利時最大着差 国内: 2馬身半

ベストレース

• レース名: 新潟記念
• 日付/馬齢: 1996年8月25日/7歳
• コース: 中山芝2000m 右
• 着順: 3着
• オッズ/人気: 3.9倍/3番人気
• 馬番/頭数: 11番/11頭
• 天候: 晴 23.9℃
• 馬場状態/馬場速度: 良/極遅
• レースラップ: 平均=12.1/ラスト=12.6
• レースペース: ミドル
• 通過順位: 4-3-2-2
• 馬体重 増減: 472kg 0
• 出走間隔: 中4週
• 騎手 斤量: 角田晃一 56.5kg

血統

概要

母のマイアは海外G1・2勝（亜国[2勝]）。祖母のLeandraは海外3戦3勝。曾祖母のEliseaは海外4戦4勝。父のリアルシヤダイは海外重賞1勝（仏国芝）。

近親馬

• • 半甥: セイリューオー 1994/JPN/ブライアンズタイム
  セイリューオー

※活躍馬のみ。

7代内クロス

種別	馬名	クロス	血量
き	Fairway＝Pharos	7*7*7×6*6*7*7	7.03%
きS	Bull Dog＝Sir Gallahad	6*6*7*7	4.68%
牡	Hyperion	6×5	4.68%
牡	Blenheim	7×7	1.56%
牡S	Nearco	6*6	3.12%
牡S	Blue Larkspur	6*6	3.12%
牡S	War Relic	6*6	3.12%
牡S	Man o' War	7*7*7	2.34%
牡S	Sardanapale	7*7	1.56%
牡M	Seductor	4*5	9.37%
牡M	Embrujo	5*6	4.68%
牡M	Congreve	6*6*7	3.9%
牝S	Mumtaz Begum	6*7	2.34%
牝S	Plucky Liege	7*7*7	2.34%

※き=ぜんきょうだいクロス。牡=牡馬クロス。牝=牝馬クロス。S=父系内のみ。M=母系内のみ。

5代血統表

父の父 Roberto 1969 （USA）		Hail to Reason 1958 （USA）	Turn-to	Royal Charger
				Source Sucree
			Nothirdchance	Blue Swords
				Galla Colors
		Bramalea 1959 （USA）	Nashua	Nasrullah
				Segula
父 リアルシヤダイ 1979 （USA）			Rarelea	Bull Lea
				Bleebok
		In Reality 1964 （USA）	Intentionally	Intent
				My Recipe
父の母 Desert Vixen 1970 （USA）			My Dear Girl	Rough'n Tumble
				Iltis
		Desert Trial 1963 （USA）	Moslem Chief	Alibhai
				Up the Hill
			Scotch Verdict	Alsab
				Glen Arvis
母の父 Cipol 1967 （ARG）		エルセンタウロ 1959 （ARG）	Sideral	Seductor
				Starling
			Planetaria	Penny Post
				Crescent
		Sharp 1958 （ARG）	Tatan	The Yuvaraj
				Valkyrie
母 マイア 1972 （ARG）			Smart	Embrujo
				Snap
		Court Harwell 1954 （GB）	Prince Chevalier	Prince Rose
				Chevalerie
母の母 Leandra 1965 （ARG）			Neutron	Hyperion
				Participation
		Elisea 1955 （ARG）	Seductor	Full Sail
				Suma
			Eme	Lord Wembley
				Ponzona

血統分類

• サイアーライン: ロベルト系
• ファミリーナンバー: 4-k

レース成績

日付	コース	レース名	1着馬 2着馬 着差	着 / 頭数	馬番	騎手	斤量	オッズ	人気	通過順位	上がり / 前3F	馬体重	増減	指数
1996/08/25 中山	芝2000m 良 晴	新潟記念 G3	トウカイタロー 0.4	3 / 11	8枠 11番	角田晃一	56.5kg	3.9	3人	4-3-2-2	36.8 / 37.6	472	0
1996/07/21 新潟	芝1800m 良 曇	BSNオープン OP	エアチャリオット 0.2	2 / 12	6枠 8番	柴田善臣	56kg	4.1	2人	3-5-4-4	35.5 / 37.3	472	+8
1995/04/23 京都	芝3200m 重 曇	天皇賞（春） G1	ライスシャワー 0.8	7 / 18	7枠 14番	田原成貴	58kg	19.0	8人	12-12-5-3	36.6 / 38.6	464	-16
1995/01/28 京都	芝2400m 良 晴	日経新春杯 G2	ゴーゴーゼット 0.9	9 / 11	1枠 1番	角田晃一	56kg	2.1	1人	5-5-3-3	34.9 / 35.9	480	+10
1994/12/18 阪神	芝2500m 良 曇	オリオンS	(ウエストディーン) 0.0	1 / 12	5枠 6番	角田晃一	56kg	4.0	2人	3-3-3-2	36.9 / 36.6	470	0
1993/10/10 東京	芝2300m 良 晴	オクトーバーS	(ニホンピロナーリー) -0.2	1 / 8	2枠 2番	角田晃一	57kg	1.3	1人	2-2-2-2	35.2 / 35.9	470	+6
1993/09/11 中山	芝2000m 良 曇	ながつき賞 900万下	(パワフルボーイ) -0.2	1 / 9	2枠 2番	田中勝春	57kg	1.5	1人	5-4-3-2	34.8 / 38.5	464	-6
1993/08/14 新潟	芝2200m 稍 曇	万代特別 500万下	(フジノトップオー) -0.2	1 / 16	6枠 11番	角田晃一	57kg	2.1	1人	7-5-2-2	/ 35.9	470	+6
1993/02/21 小倉	芝2600m 不 曇	遠賀川特別 500万下	(ムッシュシェクル) -0.1	1 / 11	8枠 10番	角田晃一	56kg	1.5	1人	4-4-2-2	36.5 / 38.5	464	-4
1993/01/30 小倉	芝2600m 良 晴	5歳以上500万下	(エイシンヤマト) -0.4	1 / 12	6枠 7番	久保田英敬	55kg	1.9	1人	4-4-3-2	35.7 / 37.4	468	+2
1992/12/20 中京	芝2500m 良 小雨	4歳以上500万下	センタートーク 0.0	2 / 16	3枠 5番	久保田英敬	54kg	4.0	1人	4-2-2-2	37.2 / 37.0	466	-2
1992/12/13 中京	ダ1700m 稍 曇	4歳以上500万下	サンエムブリッツ 0.1	2 / 11	7枠 8番	角田晃一	55kg	2.1	1人	5-5-5-6	39.5 / 37.0	468	-8
1992/12/06 中京	ダ1700m 良 晴	4歳以上500万下	ロングワルツ 0.3	3 / 10	1枠 1番	宝来城多郎	53kg	6.1	3人	6-5-2-4	39.9 / 37.2	476

※直前に感嘆符 !が付いている値は非公式の概算値。上がりタイムのハッシュ #の直後に続く数値は上がり順位。

経歴

デビュー前

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

12月6日、デビュー戦は宝来城多郎騎手を鞍上に据えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は476kg。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったサンエムブリッツを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月20日、連闘で迎えた3戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2500m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたセンタートーク決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

4歳（1993年）

1月30日、中5週で迎えた4戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエイシンヤマトに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月21日、中2週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝2600m 曇/不良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るムッシュシェクルを次元の違う末脚で半馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

8月14日、約6か月の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフジノトップオーに1馬身1/4の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

9月11日、中3週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のながつき賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパワフルボーイを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月10日、中3週で迎えた8戦目は、オクトーバーステークス（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るニホンピロナーリーを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5歳（1994年）

12月18日、約14か月半の休み明けで迎えた9戦目は、オリオンステークス（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のウエストディーンをアタマ差振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

6歳（1995年）

1月28日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

4月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg絞って迎えた11戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7歳（1996年）

7月21日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、BSNオープン（新潟芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエアチャリオットに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデG3の新潟記念（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（6戦4勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。