ラヴァリーフリッグ（1999年生、母ユウワプリテイー）

ラヴァリーフリッグ（1999年5月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時7歳）と交配したユウワプリテイーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北星牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方28戦9勝2着6回。2003年のかしわ記念(G2)で2着に入った他、2003年のマリーンカップ(牝G3)に勝利するなど、重賞3勝を挙げた。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北星牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2001年）

8月15日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のオジジアンコールに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月5日、中2週で迎えた2戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のアサティスダイオーに1馬身の差をつけて優勝

10月4日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のエーデルワイス賞（門別ダート1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は井上俊彦騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた5戦目は、2歳G3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月28日、中4週で迎えた6戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルモントピュアを驚異的な末脚で半馬身差し切って3勝目を手に入れた。

3歳（2002年）

2月16日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ地方重賞のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のスターオブブリッジに4馬身の差をつけて4勝目を収める

4月3日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサルサクイーンに2馬身の差をつけて制した。

5月22日、中6週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

7月4日、中5週で迎えた11戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

8月25日、中6週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスズランロードに約10馬身の大差をつけて6勝目を獲得した。

9月16日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1590m 内回り曇/重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（6戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカコに1馬身半の差をつけて7勝目をゲットした。

10月23日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（7戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のブルーマドンナをハナ差振り切って制した。

12月11日、中6週で迎えた15戦目は、牝馬限定地方重賞のファーストレディー賞（大井ダート1790m 晴/不良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（8戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったネームヴァリューに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2003年）

1月15日、中4週で迎えた16戦目は、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1390m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（9戦6勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（10戦6勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3月19日、中5週で迎えた18戦目は、地方重賞のフロンティアスプリント盃（大井ダート1190m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（11戦6勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったハタノアドニスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月28日、中5週で迎えた19戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（12戦6勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るジーナフォンテンを驚異的な末脚で半馬身差し切って念願の重賞初制覇を果たした。

6月4日、中4週で迎えた20戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、G2のかしわ記念（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、伸びてきたスターリングローズ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

7月22日、中6週で迎えた21戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（13戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたレマーズガール決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月27日、中4週で迎えた22戦目は、地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1190m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（14戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったハタノアドニスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中4週で迎えた23戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（15戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた24戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（16戦7勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

5歳（2004年）

5月24日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、牝馬限定オープンの’04ファーストレディー賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（17戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたマイキャンディー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

6月16日、中2週で馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた26戦目は、地方重賞の船橋記念（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（18戦7勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

6歳（2005年）

6月1日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg絞って迎えた27戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（19戦7勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

7月6日、中4週で迎えた28戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（20戦7勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた29戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

9月14日、中5週で迎えた30戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は石崎隆之騎手（21戦7勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。