エルグランシャダイ（1983年生、母ボウモント）

エルグランシャダイ（1983年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のPlugged Nickle（当時6歳）と交配したボウモントが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地34戦8勝2着5回。1988年の札幌日刊スポーツ杯(オープン)に勝利した他、1988年の道新杯(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

10月12日、14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月26日、13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月17日、11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月1日、10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のリキアイシンプウに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月15日、12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

3歳（1986年）

1月11日、4歳400万下の七草特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウオローボーイを途轍もない末脚でハナ差だけ差し切って勝利を収めた。

2月2日、3歳オープンのヒヤシンス賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

3月22日、3歳オープンのすみれ賞（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したゲイリーマッハを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月12日、3歳オープンの菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

6月8日、ハンデ戦で4歳900万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

4歳（1987年）

1月31日、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。

2月15日、5歳以上900万下の大和特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月21日、5歳以上900万下の伊丹特別（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエビスフリオンを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手にした。

4月12日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず12着に敗れた。

4月26日、5歳以上1400万下の醍醐特別（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

5月17日、5歳以上1400万下の上賀茂特別（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は本田優騎手。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたテンザンオトメ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

5月23日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の垂水ステークス（阪神芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

6月21日、4歳以上900万下のUHB賞（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたサクラジェイド決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月18日、4歳以上900万下のSTV賞（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず3着に敗れた。

7月26日、4歳以上900万下（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

11月22日、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

12月13日、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

12月26日、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったハヤブサオーカンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5歳（1988年）

1月23日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の北山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月6日、5歳以上900万下の立春特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワンダードレッサーを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って勝利を掴み取った。

2月20日、5歳以上1400万下の橿原特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で南井克巳騎手。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のミスタードンを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

3月27日、コーラルステークス（阪神芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で南井克巳騎手。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4月29日、5歳以上1400万下の武蔵野ステークス（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は内山正博騎手。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、2着となった。

5月15日、5歳以上1400万下の上賀茂特別（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は南井克巳騎手。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のアグネスビートを半馬身振り切って勝利を挙げた。

7月10日、道新杯（札幌ダート1500m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は本田優騎手。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフエートキングを半馬身差し切って勝利を物にした。

7月24日、札幌日刊スポーツ杯（札幌ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のトーアファルコンを半馬身振り切ってトップでゴールを駆け抜けた。

9月4日、ハンデ戦でオープンの青函ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

6歳（1989年）

8月13日、マリーンステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

9月3日、ハンデ戦でオープンの青函ステークス（函館芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。