フエートキング（1984年生、母アメリカンノーザン）

フエートキング（1984年6月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のフエートメーカー（当時12歳）と交配したアメリカンノーザンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）武田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方31戦14勝2着6回。1988年の道新杯(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

加藤健厩舎（笠松）へ入厩。

3歳（1987年）

1月28日、デビュー戦は澤田秀実騎手を鞍上に据えて、4歳（笠松ダート800m 晴/稍重）に出走。馬体重は510kg。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のドリームオーカンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月10日、中1週で迎えた2戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のコンドルパワーに2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

2月20日、中0週で迎えた3戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた4戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のリードセイカンをクビ差制して3勝目をマークした。

3月12日、連闘で迎えた5戦目は、黒宮高徳騎手を鞍上に迎えて、9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のステツプフオワードに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月25日、中1週で迎えた6戦目は、鞍上は2戦連続で黒宮高徳騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のナルグシケンに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

8月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、一般C3ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマーブルヒロシに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月4日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3イ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のレイダースに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月14日、中0週で迎えた9戦目は、一般C2ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（5戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったリードセイカンからアタマ差の2着に甘んじた。

9月23日、連闘で迎えた10戦目は、3歳戦の秋の鞍（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（6戦4勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のショウリテンユウに5馬身の差をつけて8勝目をつかんだ。

10月4日、中1週で迎えた11戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のトミシノヒーローをアタマ差制して9勝目を挙げた。

10月28日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で安藤勝己騎手（8戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったワイズルーラから1馬身半差の2着に敗北した。

11月20日、中2週で迎えた13戦目は、初霜特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は黒宮高徳騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のアバロンに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月29日、連闘で迎えた14戦目は、笠松大賞典（笠松ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（9戦6勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた15戦目は、クリスマス特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（10戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアンダーワールドに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（1988年）

1月4日、中0週で迎えた16戦目は、新春グランプリ（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（11戦7勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた17戦目は、アメジスト特別（名古屋ダート1900m 雪/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（12戦7勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったセンゴクアラシから1馬身半差の2着となった。

2月17日、中1週で迎えた18戦目は、東海キング（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（13戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のビゼンエイコーに4馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

3月2日、中1週で迎えた19戦目は、東海キング（名古屋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤勝己騎手（14戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のワイズルーラに3/4馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす

4月6日、中4週で迎えた20戦目は、東海大賞典（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は黒宮高徳騎手（3戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた21戦目は、東海キング（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（15戦9勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、道新杯（札幌ダート1500m 雨/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、エルグランシャダイに半馬身交わされて2着となった。

7月24日、中1週で迎えた23戦目は、札幌日刊スポーツ杯（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

8月28日、中4週で迎えた24戦目は、柴崎勇騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レース、重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1400万下のセプテンバーステークス（新潟芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴崎勇騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

11月19日、中7週で迎えた26戦目は、4歳以上1400万下の霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた27戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、G3のウインターステークス（中京ダート2200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

5歳（1989年）

1月18日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、ウインターハンデ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は黒宮高徳騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月22日、約5か月の休み明けで迎えた29戦目は、A12（名古屋ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黒宮高徳騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月19日、中3週で迎えた30戦目は、天の川特別（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で黒宮高徳騎手（6戦3勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月2日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、サマーハンデ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で黒宮高徳騎手（7戦3勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた32戦目は、サードニクス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で黒宮高徳騎手（8戦3勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったミヤシロナイトから1馬身半差の2着となった。

9月6日、中1週で迎えた33戦目は、サファイア特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で黒宮高徳騎手（9戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイルビーゼアから1馬身半差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた34戦目は、ゴールド争覇（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で黒宮高徳騎手（10戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた35戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で黒宮高徳騎手（11戦3勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のマーブルジョージに3馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

11月3日、中3週で迎えた36戦目は、東海菊花賞（名古屋ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で黒宮高徳騎手（12戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンリナールから1馬身半差の2着に敗北した。

6歳（1990年）

10月5日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた37戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、イチイの木特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。