ベルモントアクター（1996年生、母エスケイチャーミイ）

ベルモントアクター（1996年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモガンボ（当時13歳）と交配したエスケイチャーミイが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、地方32戦18勝2着2回。2002年の彩の国浦和記念(G2)で2着に入った他、2003年の日本テレビ盃(G2)で3着に入る活躍をした。その他にも重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

出川克己厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（1999年）

1月28日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、4歳（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は493kg。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキクノイチモンジを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月17日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた2戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホクトキングオーに4馬身の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

12月28日、中5週で迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドリームガルダンに3馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

4歳（2000年）

1月20日、中2週で迎えた4戦目は、一般C2四ア（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイコウワンに5馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

2月15日、中3週で迎えた5戦目は、一般C2三イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアーサライデンに1馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

8月18日、約6か月の休み明けで迎えた6戦目は、一般C2三（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るファイナルガッドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて無傷の6連勝を決めた。

9月20日、中4週で迎えた7戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（6戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピクチャースルーに4馬身の差をつけて無傷の7連勝を決めた。

10月2日、中1週で迎えた8戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（7戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のタイセイリファールに5馬身の差をつけて無傷の8連勝を決めた。

10月27日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の秋冷特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で石崎隆之騎手（8戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミカワリュオーに4馬身の差をつけて無傷の9連勝を決めた。

11月16日、中2週で迎えた10戦目は、霜月賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で石崎隆之騎手（9戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアミアットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて無傷の10連勝を決めた。

11月28日、中1週で迎えた11戦目は、’00フレンドリーサドル特別（6）（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で石崎隆之騎手（10戦10勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアーバンプリンスに6馬身の差をつけて無傷の11連勝を決めた。

12月22日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦のニューセンチュリー特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で石崎隆之騎手（11戦11勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るニケマジックを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて無傷の12連勝を決めた。

5歳（2001年）

1月12日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の睦月特別（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で石崎隆之騎手（12戦12勝）。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキタサンモガンボを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて無傷の13連勝を決めた。

6歳（2002年）

4月18日、約15か月半の休養明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦の卯月特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で石崎隆之騎手（13戦13勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のユーエムアスキーに1馬身の差をつけて無傷の14連勝を決めた。

5月7日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のエメラルド特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で石崎隆之騎手（14戦14勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のジーナフォンテンに2馬身半の差をつけて無傷の15連勝を決めた。

6月12日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ地方重賞の船橋記念（船橋ダート1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は16戦連続で石崎隆之騎手（15戦15勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のリガメエントキセキに3馬身の差をつけて無傷の16連勝を決めた。

7月24日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ地方重賞のサンタアニタトロフィー（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で石崎隆之騎手（16戦16勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るコアレスフィールドを異次元の末脚で3/4馬身差し切って無傷の17連勝を決めた。

11月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、地方重賞のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で石崎隆之騎手（17戦17勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

11月28日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、G2の彩の国浦和記念（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は19戦連続で石崎隆之騎手（18戦17勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったマキバスナイパーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

12月29日、中3週で迎えた20戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は20戦連続で石崎隆之騎手（19戦17勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

7歳（2003年）

3月5日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は21戦連続で石崎隆之騎手（20戦17勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた22戦目は、G2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 晴/不良）に出走。鞍上は22戦連続で石崎隆之騎手（21戦17勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた23戦目は、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は23戦連続で石崎隆之騎手（22戦17勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハタノアドニスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利数を18に伸ばす

6月4日、中5週で迎えた24戦目は、G2のかしわ記念（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は24戦連続で石崎隆之騎手（23戦18勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた25戦目は、G1の帝王賞GI（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は25戦連続で石崎隆之騎手（24戦18勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月30日、中4週で迎えた26戦目は、ハンデ地方重賞のサンタアニタトロフィー（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は26戦連続で石崎隆之騎手（25戦18勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコアレスハンターを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月15日、中6週で迎えた27戦目は、G2の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は27戦連続で石崎隆之騎手（26戦18勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月13日、中3週で迎えた28戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ南部杯（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は28戦連続で石崎隆之騎手（27戦18勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

9歳（2005年）

1月27日、約15か月半の休み明けで迎えた29戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの多摩川オープン（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

4月6日、中9週で迎えた30戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

8月4日、約4か月の休養明けで迎えた31戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、エアエミネム賞（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた32戦目は、G2のブリーダーズゴールドカップ（旭川ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。