マンジュデンカブト（1986年生、母マンジユデンミキコ）

マンジュデンカブト（1986年6月8日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時15歳）と交配したマンジユデンミキコが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地46戦10勝2着5回、中央障害2戦1勝2着1回、地方3戦1勝。1992年のフェブラリーハンデキャップ(ハンデG3)で2着に入った他、1991年のウインターステークス(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坪正直厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

1月29日、デビュー戦は山田和広騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアサホウネンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月5日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオースミジュニアスにハナ差届かず2着に甘んじた。

3月19日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のバンブールンバを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月1日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上400万下の川西特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田和広騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の醍醐特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田和広騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田和広騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトウカイスラッガーをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

12月16日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田和広騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

4歳（1990年）

1月5日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山田和広騎手（9戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の石清水特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で山田和広騎手（10戦2勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で山田和広騎手（11戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で山田和広騎手（12戦2勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で山田和広騎手（13戦2勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で山田和広騎手（14戦2勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三河特別（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は16戦連続で山田和広騎手（15戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

8月5日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で山田和広騎手（16戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の立待岬特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で山田和広騎手（17戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の渡島特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で山田和広騎手（18戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るメジロマックイーンを自慢の末脚でアタマ差だけ差し切って優勝

9月15日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の恵山特別（函館ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は20戦連続で山田和広騎手（19戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサニーボールドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

11月25日、中9週で迎えた21戦目は、トパーズステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で山田和広騎手（20戦4勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

12月16日、中2週で迎えた22戦目は、G3のウインターステークス（中京ダート2300m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は22戦連続で山田和広騎手（21戦4勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

5歳（1991年）

1月20日、中4週で迎えた23戦目は、北山ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は23戦連続で山田和広騎手（22戦4勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた24戦目は、橿原ステークス（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は24戦連続で山田和広騎手（23戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた25戦目は、G2の阪神大賞典（中京芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で山田和広騎手（24戦4勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

4月28日、中6週で迎えた26戦目は、下鴨ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は26戦連続で山田和広騎手（25戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキョウエイスワットを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って優勝

5月19日、中2週で迎えた27戦目は、雅ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は27戦連続で山田和広騎手（26戦5勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のミスタートウジンをハナ差振り切って6勝目を獲得した。

6月29日、中5週で迎えた28戦目は、東海ステークス（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は28戦連続で山田和広騎手（27戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたワンモアニードユー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月5日、約3か月半の休み明けで迎えた29戦目は、神無月ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は29戦連続で山田和広騎手（28戦6勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のミスタートウジンをクビ差振り切って優勝

11月9日、中4週で迎えた30戦目は、アンドロメダステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は30戦連続で山田和広騎手（29戦7勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るキョウエイスワットを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月15日、中4週で迎えた31戦目は、G3のウインターステークス（中京ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は31戦連続で山田和広騎手（30戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、ナリタハヤブサに半馬身交わされて2着に敗北した。

6歳（1992年）

1月19日、中4週で迎えた32戦目は、平安ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は32戦連続で山田和広騎手（31戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月22日、中4週で迎えた33戦目は、ハンデG3のフェブラリーハンデキャップ（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は33戦連続で山田和広騎手（32戦8勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、伸びてきたラシアンゴールド決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月15日、中7週で迎えた34戦目は、帝王賞（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は34戦連続で山田和広騎手（33戦8勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月23日、中4週で迎えた35戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの摩耶ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヘイセイシルバーに1馬身3/4の差をつけて9勝目を手にした。

7月4日、中5週で迎えた36戦目は、東海ステークス（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は山田和広騎手（34戦8勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた37戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、タイムス杯（札幌ダート1700m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアメリカンシチーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月27日、中3週で迎えた38戦目は、ブリーダーズゴールドカップ（札幌(地)ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は山田和広騎手（35戦8勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のヘイセイシルバーに半馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月11日、中5週で迎えた39戦目は、G2の毎日王冠（東京芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（36戦9勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

11月14日、中4週で迎えた40戦目は、アンドロメダステークス（京都ダート1800m 晴/良）に60kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（37戦9勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

12月20日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた41戦目は、G3のウインターステークス（中京ダート2300m 小雨/良）に60kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（38戦9勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

7歳（1993年）

1月24日、中4週で迎えた42戦目は、G2の日経新春杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（39戦9勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた43戦目は、ハンデG3のフェブラリーハンデキャップ（東京ダート1600m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で山田和広騎手（40戦9勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた44戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田和広騎手（41戦9勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた45戦目は、帝王賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田和広騎手（42戦9勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月23日、中5週で迎えた46戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったナムラマスラオから約10馬身差の2着に敗北した。

6月5日、中1週で迎えた47戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のニホンピロオーサムに1馬身1/4の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

8歳（1994年）

5月28日、約12か月の休み明けで迎えた48戦目は、摩耶ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に60kgの斤量を背負って出走。鞍上は山田和広騎手（43戦9勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

7月3日、中4週で迎えた49戦目は、東海ステークス（中京ダート1700m 曇/良）に60kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（44戦9勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

8月14日、中5週で迎えた50戦目は、ハンデ戦でオープンの巴賞（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（45戦9勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

9月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた51戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、シーサイドオープン（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。