リュウノシンゲン（2018年生、母ランブルジャンヌ）

リュウノシンゲン（2018年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のグランプリボス（当時10歳）と交配したランブルジャンヌが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷川牧場。2021年の東北優駿（岩手ダービー）(M1)に勝利した他、2021年の東北優駿（岩手ダービー）(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、蓑島竜一によって540万円で落札された。

菅原勲厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2020年）

6月21日、デビュー戦は坂口裕一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（水沢ダート850m 晴/良）に出走。馬体重は473kg。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキモンマイヒメを豪脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

8月2日、中5週で迎えた2戦目は、2歳（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のシラカミロードに2馬身半の差をつけて2勝目をゲットした。

8月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の若鮎賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のビギナーズカップ（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマツリダスティールを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

9月22日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡ダート1400m 曇/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のゴールデンヒーラーを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

10月18日、中3週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の若駒賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（5戦4勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のシラカミロードに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月15日、中3週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞の寒菊賞（水沢ダート1600m 小雪/不良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で坂口裕一騎手（7戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のグランフォロミーに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3歳（2021年）

1月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で坂口裕一騎手（8戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のグランフォロミーをアタマ差振り切って断トツ人気に応えた。

4月4日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた10戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で坂口裕一騎手（9戦7勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファイントリックに9馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月2日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のダイヤモンドカップ（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で坂口裕一騎手（10戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のゴールデンヒーラーに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月13日、中5週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の東北優駿（岩手ダービー）（水沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で坂口裕一騎手（11戦9勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のグランフォロミーに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で坂口裕一騎手（12戦10勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月2日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の楠賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったイグナイターに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月24日、中2週で迎えた15戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の笠松グランプリ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

デビュー前

1歳のとき、谷川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、蓑島竜一によって540万円で落札された。

池田孝厩舎（川崎）へ入厩。

12月22日、デビュー戦は山林堂信彦騎手を鞍上に据えて、ハンデJpn3の兵庫ゴールドトロフィー（園田ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての1番ゲートからスタート。出走取消となった。

4歳（2022年）

2月24日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、梅花賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、アマネラクーンに交わされて1馬身差の2着となった。

3月24日、中3週で迎えた17戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、S2のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた18戦目は、柏の葉オープン（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

6月18日、中8週で迎えた19戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、遠賀川特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のミスカゴシマをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

7月3日、中1週で迎えた20戦目は、大分川特別（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のマテラユウキを半馬身振り切って断然人気に応えた。

7月24日、中2週で迎えた21戦目は、地方重賞の吉野ヶ里記念（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキタカラキタムスメを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

8月25日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、ハンデJpn3のサマーチャンピオン（佐賀ダート1400m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた23戦目は、由布岳賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサンドスピーダーに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月16日、中2週で迎えた24戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、韓国岳特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のドゥラリュールを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

11月20日、中4週で迎えた25戦目は、地方重賞の九州大賞典（佐賀ダート2500m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月25日、中4週で迎えた26戦目は、地方重賞の中島記念（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のシャンパンクーペに1馬身の差をつけて順当に勝利した。

5歳（2023年）

1月29日、中4週で迎えた27戦目は、雲仙岳特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（7戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のウノピアットブリオに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月9日、中1週で迎えた28戦目は、Jpn3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は山田義貴騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた29戦目は、嘉瀬川賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスーパースナッズを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

3月26日、中1週で迎えた30戦目は、地方重賞の九州クラウンオープン（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田義貴騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のダイリンウルフに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月9日、中1週で迎えた31戦目は、六角川特別（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田義貴騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のダイリンウルフに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月14日、中4週で迎えた32戦目は、地方重賞の佐賀スプリングカップ（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山田義貴騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヒストリーメイカーに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月24日、中5週で迎えた33戦目は、大分川賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山田義貴騎手（6戦5勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったエスケイファーストに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗れた。

7月23日、中3週で迎えた34戦目は、地方重賞の吉野ヶ里記念（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田義貴騎手（7戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエスケイファーストを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

11月11日、約3か月半の休養明けで迎えた35戦目は、有明海賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田義貴騎手（8戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた36戦目は、ウインターチャンピオンオープン（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田義貴騎手（9戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。