リーヴザネスト（2007年生、母イソシギ）

リーヴザネスト（2007年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「巣立ち。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時12歳）と交配したイソシギが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方33戦20勝2着6回。2011年の姫山菊花賞(地方重賞)で2着に入った他、2011年のくろゆり賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,575万円（7.88万×200口）で一口馬主が募集された。

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

5月1日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく13着に敗れた。

7月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず17着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた3戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラウンアフリーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコスモルアノーヴァに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグッドメロディーに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の功ちゃん28歳バースデー記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るワイエスドンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月5日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るワイエスドンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目を獲得した。

11月5日、中1週で迎えた9戦目は、頑張れ!来海えりか賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクリールサンライズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

12月3日、中3週で迎えた10戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（7戦6勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコウユーコユキを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

12月9日、連闘で迎えた11戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（8戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニューブラウンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月31日、中2週で迎えた12戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

4歳（2011年）

1月13日、中1週で迎えた13戦目は、ゑびす賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（9戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るキセキノカチを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

1月24日、中1週で迎えた14戦目は、孔雀座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（10戦9勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のザッツファインをハナ差振り切って勝利をモノにする

2月7日、中1週で迎えた15戦目は、水瓶座特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（11戦10勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキングローズに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月21日、中1週で迎えた16戦目は、こいぬ座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（12戦11勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリスキープランに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月24日、中3週で迎えた17戦目は、あんず賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（13戦12勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るピュアストーンを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って怒涛の5連勝を決めた。

3月31日、連闘で迎えた18戦目は、一般A4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（14戦13勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバリバリセレブを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

4月14日、中1週で迎えた19戦目は、山桜特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（15戦14勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったディスパーロに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月13日、中3週で迎えた20戦目は、かがり火特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（16戦14勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイアイカルディナを鮮やかな末脚でハナ差だけ差し切って圧倒的支持に応えた。

5月27日、中1週で迎えた21戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（17戦15勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったエーシンアクセランに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月27日、中8週で迎えた22戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で岡部誠騎手（18戦15勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた23戦目は、地方重賞のくろゆり賞（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で岡部誠騎手（19戦15勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったフジノアサハタに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月6日、中6週で迎えた24戦目は、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で岡部誠騎手（20戦15勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたタガノサイクロン決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

5歳（2012年）

1月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、磯山さやか賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた26戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一十二（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るムートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月6日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2二三（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のサウンドウェーブを半馬身振り切って勝利数を17に伸ばす

7月2日、約5か月の休み明けで迎えた28戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、ナナコマチにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月24日、中2週で迎えた29戦目は、高草木先生いつもありがとう記念（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた30戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、向日葵特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のプンジャガハティに2馬身半の差をつけて制した。

9月11日、中2週で迎えた31戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のシルキーカレントに4馬身の差をつけて勝利数を19に伸ばす

10月19日、中2週で迎えた33戦目は、浦島特別（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、グランディオーソに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中2週で迎えた34戦目は、トパーズスター賞（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦2勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月19日、中5週で迎えた35戦目は、もみの木特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のレディハートに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。