スピードヒーロー（1982年生、母エステイメジロ）

スピードヒーロー（1982年5月10日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロングエース（当時13歳）と交配したエステイメジロが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木下牧場。戦績は、中央平地30戦7勝2着7回。1988年の日経新春杯(G2)に勝利した他、1987年、1988年と京都記念(ハンデG2)で2回2着に入るなど、重賞2勝を挙げた。

経歴

2歳（1985年）

3月3日、13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったハギノグッディーから半馬身差の2着に敗北した。

3月16日、10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のミラクルライフに1馬身1/4の差をつけて勝利を掴み取った。

3月30日、7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のロングリュウに3/4馬身の差をつけて勝利を収めた。

4月13日、12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のエトワールゲランに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月6日、14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月29日、12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のロングクイックに1馬身の差をつけて勝利を掴んだ。

10月20日、12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後はフリートホープと並んで2着同着となった。

11月10日、18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4歳（1986年）

1月5日、ハンデG3の金杯（京都芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は河内洋騎手。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したエーコーフレンチを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

2月16日、ハンデG2の京都記念（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

3月30日、G2のサンケイ大阪杯（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は松永昌博騎手。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

5月11日、ハンデG3の京阪杯（京都芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手。17頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月1日、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。17頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

10月19日、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月16日、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月20日、セントウルステークス（阪神芝2200m 曇/重）に出走。鞍上は河内洋騎手。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のプレジデントシチーをクビ差振り切って勝利を決めた。

5歳（1987年）

1月5日、ハンデG3の金杯（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月22日、ハンデG2の京都記念（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったシンチェストにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

10月24日、カシオペアステークス（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハシケンエルドに半馬身交わされて2着となった。

11月7日、ハンデ戦でオープンの大原ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月6日、ハンデG2の鳴尾記念（阪神芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

12月26日、六甲ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアルファジェスに2馬身半の差をつけて勝利を収めた。

6歳（1988年）

1月24日、G2の日経新春杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマヤノオリンピアに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにした。

2月21日、ハンデG2の京都記念（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったカシマウイングにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

4月3日、G2のサンケイ大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

11月6日、福島民友カップ（福島芝1800m 晴/良）に60kgの斤量を背負って出走。鞍上は蓑田早人騎手。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったマイネルダビテに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月20日、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

12月24日、六甲ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に60kgの斤量を背負って出走。鞍上は河内洋騎手。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7歳（1989年）

1月22日、G2の日経新春杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

2月19日、ハンデG2の京都記念（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は田原成貴騎手。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。