ドンスキマー（2009年生、母ブレイベストスキム）

ドンスキマー（2009年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋母名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤドン（当時10歳）と交配したブレイベストスキムが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼斉藤牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方27戦9勝2着5回。2012年の高知優駿(地方重賞)に勝利した他、2012年の黒潮皐月賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

10月1日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

3歳（2012年）

1月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

2月26日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホーリーウーマンに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月9日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の伴龍一郎生誕記念特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゲインに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のハナニナレに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったマンボフィーリングに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の香南市の大蛇藤特別（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のハナニナレに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

5月6日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の黒潮皐月賞（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（6戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマンボフィーリングに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

6月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の高知優駿（高知ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（7戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒロカミヒメに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月1日、中2週で迎えた12戦目は、名馬を訪ねて黒潮特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で赤岡修次騎手（8戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、リョウマクンに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月13日、中1週で迎えた13戦目は、高知アイスクリン特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で赤岡修次騎手（9戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったサージプロミネンスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中2週で迎えた14戦目は、祝GM真知子G杯特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で赤岡修次騎手（10戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のムーンライトリリーに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月18日、中1週で迎えた15戦目は、土佐柚子酢特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で赤岡修次騎手（11戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のムーンライトリリーを半馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

10月14日、中7週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の黒潮菊花賞（高知ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で赤岡修次騎手（12戦8勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月17日、中4週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の土佐秋月賞（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で赤岡修次騎手（13戦8勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた18戦目は、馬路村の魚梁瀬特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は15戦連続で赤岡修次騎手（14戦8勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

4歳（2013年）

1月21日、中4週で迎えた19戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、全日本新人王争覇戦第2戦（高知ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はバタバタになってしまい最後はゴールドアップと並んで8着同着となった。

2月16日、中3週で迎えた20戦目は、一般B5（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（15戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のスカーレットリバーに3馬身の差をつけて9勝目をつかんだ。

3月19日、中3週で迎えた21戦目は、徳島県阿波尾鶏特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（16戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた22戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた23戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

6月29日、中6週で迎えた24戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（17戦9勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた25戦目は、一般B3（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（18戦9勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた26戦目は、一般B3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（19戦9勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月3日、中3週で迎えた27戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したトラブルメーカーにクビ差届かず2着となった。

11月16日、中1週で迎えた28戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（20戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた29戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は中西達也騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したトサダンディを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

12月25日、中3週で迎えた30戦目は、福山競馬ありがとう特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。