第93回 天皇賞（春） (G1)

レース展開

ラウンドボウルが端に立つ形、僅差でシャイニングルビーが続く

ラウンドボウルが主導権を握る形となり、僅かなリードで集団を牽引。2番手にシャイニングルビーが続く。そのすぐ後ろ、ミヤギエコー、メジロトーマス、メジロモンスニーらが3番手の好位につける。その1馬身後ろ、マツノセイザンとサクラユタカオーは中団やや前。ニューファンファンとカネクロシオは中団馬群の真ん中付近を併走。クラウンクレイグとマチカネイシンは中団後方の位置取り。フリートホープは後方5番手に控えて虎視眈々と機を待つ。どん尻にヒデファミリー、クシロキング、ハクリョウベル、スダホークらがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（春）、クシロキングが捲り気味に押し上げる積極的なレーススタイルで勝利を掴み取る

先頭はラウンドボウルでリードは体半分。2番手にメジロトーマスが続く。その直後、クシロキングが3番手。1馬身離れて、ミヤギエコーとスダホークが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、2番手から抜け出したのはメジロトーマス。そのまま押し切るかに見えたが、絶好位まで進出していたクシロキングが鮮烈な末脚を爆発させてメジロトーマスを差し切ると、最後は3/4馬身の差をつけて勝利を掴んだ。2着のメジロトーマスから3/4馬身差の3着には、中団前目の位置から強靭な末脚を発揮したフリートホープが入った。そこから1馬身半遅れた4着には、同じく中団前目で直線を迎えた15番人気のハクリョウベルが入線、さらに1馬身半差の5着には、後方5番手にいたシャイニングルビーが食い込んだ。1番人気のスダホークは先行勢の後ろにいたが見せ場なく7着に敗れた。2番人気のサクラユタカオーは後方4番手にいたがいいところなく14着に敗れた。