スズノキャスター（1988年生、母アサヒリイダー）

スズノキャスター（1988年5月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のゼンニホン（当時8歳）と交配したアサヒリイダーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は沖田健次。戦績は、地方40戦28勝2着7回。主な勝ち鞍は1993年の全日本アラブクインカップ。

経歴

デビュー前

鈴木良文厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1990年）

7月23日、デビュー戦は田口輝彦騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のミクマシラオキに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月16日、中2週で迎えた2戦目は、アラ系3歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田口輝彦騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマノプリンセスから3馬身差の2着となった。

9月9日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のコスモスジュニア（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田口輝彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のミクマシラオキに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

10月5日、中3週で迎えた4戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田口輝彦騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のコトブキマドンナに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月26日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のジュニアグローリ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田口輝彦騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のマルカボールドをクビ差制して勝利を手に入れた。

11月22日、中3週で迎えた6戦目は、アラ系一般C2ロ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田口輝彦騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のセルシオクインに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月28日、中4週で迎えた7戦目は、2歳戦の中京スポ杯（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田口輝彦騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のミクマシラオキに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3歳（1991年）

1月27日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のオグリオー記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田口輝彦騎手（7戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のマルカボールドに1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

2月18日、中2週で迎えた9戦目は、C（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田口輝彦騎手（8戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月19日、中8週で迎えた10戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の帝冠賞（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のオースミリュウに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月15日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のアラブダービー（笠松ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のイチフジライトをクビ差制して勝利を手に入れた。

6月19日、中4週で迎えた12戦目は、3歳戦のアラブ王冠（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のオースミリュウに2馬身の差をつけて10勝目を達成した。

7月10日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のオグリオー記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のショウエンローズに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月18日、中5週で迎えた14戦目は、笠松オールカマー（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤勝己騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のワールドガロンに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月19日、中4週で迎えた15戦目は、報知新聞社賞（園田ダート1630m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤勝己騎手（5戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイスカレーからクビ差の2着に甘んじた。

10月16日、中3週で迎えた16戦目は、全日本アラブクインカップ（園田ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で安藤勝己騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月23日、中4週で迎えた17戦目は、3歳戦の岐阜銀賞（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で安藤勝己騎手（7戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のイチフジライトに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月23日、中3週で迎えた18戦目は、ミヤノダービー記念（名古屋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で安藤勝己騎手（8戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のブルバードライジンに1馬身半の差をつけて勝利数を14に伸ばす

4歳（1992年）

1月29日、中4週で迎えた19戦目は、エンペラア争覇（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で安藤勝己騎手（9戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のサカエシンボルに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月4日、中4週で迎えた20戦目は、東海プリンス（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で安藤勝己騎手（10戦8勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマキシムオージョに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月10日、中4週で迎えた21戦目は、アラブチャンピオン賞（笠松ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で安藤勝己騎手（11戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったラツドタイガーからクビ差の2着に甘んじた。

9月1日、約5か月の休み明けで迎えた22戦目は、アラブスプリンターカップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で安藤勝己騎手（12戦9勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のキンコーボーイに半馬身の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

9月21日、中2週で迎えた23戦目は、セプテンバー特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で安藤勝己騎手（13戦10勝）。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のヤングアトムオーをハナ差制して勝利をモノにする

10月14日、中2週で迎えた24戦目は、全日本アラブクインカップ（園田ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は15戦連続で安藤勝己騎手（14戦11勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマキシムオージョに半馬身の差をつけて勝利数を19に伸ばす

5歳（1993年）

3月12日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた25戦目は、東海グローリ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で安藤勝己騎手（15戦12勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトモスホークに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月9日、中3週で迎えた26戦目は、アラブチャンピオン賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は田口輝彦騎手（9戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤングアトムオーから6馬身差の2着に敗北した。

4月30日、中2週で迎えた27戦目は、花吹雪争覇（笠松ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（16戦13勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったショウハイグリーンから3馬身差の2着に敗北した。

5月31日、中3週で迎えた28戦目は、揖斐川特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（17戦13勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のハヤテフアーストに4馬身の差をつけて勝利数を21に伸ばす

8月31日、約3か月の休養明けで迎えた29戦目は、数河特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（18戦14勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のエルザサンライズに3/4馬身の差をつけて勝利数を22に伸ばす

9月19日、中2週で迎えた30戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、コスモス特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサツマコムスメに1馬身半の差をつけて制した。

10月12日、中2週で迎えた31戦目は、全日本アラブクインカップ（園田ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカサクィーンに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月9日、中7週で迎えた32戦目は、全日本アラブ大賞典（大井ダート2600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦2勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトチノミネフジから半馬身差の2着となった。

6歳（1994年）

6月8日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた33戦目は、青木達彦騎手を鞍上に迎えて、木曽川特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のキングダイハードに4馬身の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

6月29日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた34戦目は、マイル争覇（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（19戦15勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマルブツセカイオーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月15日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた35戦目は、くろゆり賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（20戦16勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のツキハシレに1馬身半の差をつけて優勝

11月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた36戦目は、4歳以上（名古屋ダート2500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（21戦17勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた37戦目は、全日本サラブレッドカップ（笠松ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（3戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月20日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた38戦目は、全日本アラブ大賞典（大井ダート2600m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（22戦17勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったトチノミネフジからクビ差の2着に甘んじた。

7歳（1995年）

7月19日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた39戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（23戦17勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月18日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた40戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（24戦17勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマルカショウグンをアタマ差制して勝利数を28に伸ばす