ジンギ（2016年生、母ロイヤルインパクト）
Jingi
2016.02.16
ジンギ（2016年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「道徳上守るべき道筋」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したロイヤルインパクトが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松浦牧場。2022年の名古屋大賞典(Jpn3)で3着に入った他、2021年の園田金盃(地方重賞)を連覇するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
橋本忠明厩舎（西脇）へ入厩。
2歳（2018年）
12月13日、デビュー戦は田中学騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は463kg。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグランジャーキットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
3歳（2019年）
1月4日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアイオブザタイガーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。
1月18日、中1週で迎えた3戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳A B（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイオブザタイガーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。
2月21日、中4週で迎えた4戦目は、3歳地方重賞の園田ユースカップ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るボルドープラージュを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。
4月11日、中6週で迎えた5戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテンマダイウェーヴに5馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。
6月6日、中7週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
9月5日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳地方重賞の園田オータムトロフィー（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。
10月11日、中4週で迎えた8戦目は、スポニチなにわ賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（6戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したデンコウアリオンにハナ差届かず2着に甘んじた。
11月14日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、3歳地方重賞の楠賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のように疾駆したが、リンゾウチャネルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。
12月12日、中3週で迎えた10戦目は、兵庫オーナーズカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（8戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロジムーンに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。
4歳（2020年）
1月2日、中2週で迎えた11戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の2020初夢賞（園田ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るプリンシパルスターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。
1月29日、中3週で迎えた12戦目は、武徳杯（姫路ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は田中学騎手（9戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエイシンレーザーに3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。
2月26日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上A1（園田ダート1870m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（10戦5勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったマイフォルテに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗れた。
4月9日、中5週で迎えた14戦目は、陽春特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（11戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のコンドルダンスを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。
5月5日、中3週で迎えた15戦目は、地方重賞の兵庫大賞典（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（12戦6勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったタガノゴールドに詰め切れず、3馬身差の2着となった。
7月3日、中7週で迎えた16戦目は、OBCラジオ大阪賞（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（13戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒダルマを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って9勝目をつかんだ。
8月14日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ地方重賞の摂津盃（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（14戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のヒダルマに3馬身の差をつけて10勝目を達成した。
10月1日、中6週で迎えた18戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったエイシンニシパにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。
11月11日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上A1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（15戦8勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモバレットに8馬身の差をつけて断然の支持に応えた。
12月9日、中3週で迎えた20戦目は、地方重賞の園田金盃（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（16戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンニシパに5馬身の差をつけて1番人気に応えた。
5歳（2021年）
1月28日、中6週で迎えた21戦目は、地方重賞の白鷺賞（姫路ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（17戦10勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナムラヘラクレスに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。
3月11日、中5週で迎えた22戦目は、Jpn3の名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で田中学騎手（18戦11勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。
5月5日、中7週で迎えた23戦目は、地方重賞の兵庫大賞典（園田ダート1870m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（19戦11勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエイシンニシパに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。
6月3日、中3週で迎えた24戦目は、地方重賞の六甲盃（園田ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（20戦12勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたトーセンブル決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。
9月30日、約4か月の休み明けで迎えた25戦目は、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（21戦12勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエイシンニシパに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。
12月2日、中8週で迎えた26戦目は、地方重賞の園田金盃（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で田中学騎手（22戦13勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエイシンニシパに1馬身3/4の差をつけて断然の支持に応えた。
6歳（2022年）
2月3日、中8週で迎えた27戦目は、地方重賞の白鷺賞（姫路ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中学騎手（23戦14勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアワジノサクラに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。
3月10日、中4週で迎えた28戦目は、Jpn3の名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で田中学騎手（24戦15勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。
5月5日、中7週で迎えた29戦目は、地方重賞の兵庫大賞典（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田中学騎手（25戦15勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシェダルをクビ差振り切って断然人気に応えた。
6月2日、中3週で迎えた30戦目は、地方重賞の六甲盃（園田ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で田中学騎手（26戦16勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイサイを圧倒的な末脚で3/4馬身差し切ってファンの支持に応えた。
9月29日、約4か月の休み明けで迎えた31戦目は、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で田中学騎手（27戦17勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。
12月1日、中8週で迎えた32戦目は、地方重賞の園田金盃（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で田中学騎手（28戦17勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったラッキードリームに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。
7歳（2023年）
2月2日、中8週で迎えた33戦目は、地方重賞の白鷺賞（姫路ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で田中学騎手（29戦17勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたヒストリーメイカー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。
3月16日、中5週で迎えた34戦目は、Jpn3の名古屋大賞典（名古屋ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は16戦連続で田中学騎手（30戦17勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。
8歳（2024年）
4月30日、約13か月半の休養明けで迎えた35戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬×楽天モバイル賞（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。
6月6日、中4週で迎えた36戦目は、六甲盃（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。